水色受け短編集

aryt お風呂 ページ5

｢ねーえー裕翔ー｣



｢なに？大ちゃん｣



｢今日、一緒にお風呂入ろ？♡｣



｢え…｣



｢いいじゃーん俺、疲れてるの。癒して？｣


確かに、確かに大ちゃんは最近仕事が多かった。

けどね？一緒にお風呂に入ると100％の確率で襲われる。

どうする、中島 裕翔。俺も疲れてるから早く寝たい。

よし、諦めてもらおう


｢諦めてもらおうとか思ってないよね？｣


大ちゃんはそう言ってひょいと俺を持ち上げた。

クソっ こういう時だけ男前なんだから


｢ねぇ、やだやだっ！降ろして！///｣


下から見る大ちゃんの横顔はとってもカッコよくて心臓が爆発寸前だった


｢俺と一緒に入るよな？｣



｢/////｣

はい！爆発しました！
今のはやばいって…若干低い声での問いかけは本当にヤバい…


てか俺、大ちゃんのオタクみたいになってない？

ま、いいか。



｢よしっ着いた。｣



大ちゃんはいきなりTarzanで鍛えた肉体を出し始めるので俺は終始顔が真っ赤だったと思う。


｢ちょ！ちょっと待って…///｣




｢なに照れてんの？可愛い｣




｢ほら、お前も脱ぎなよ｣



｢う、うん…｣


おい、俺！！さっきの決意はどうしたんだ！！






ﾎﾟﾁｬ


｢ふぅ〜あったけー｣



｢//////////｣



｢ほんとに大丈夫？(笑)めっちゃ顔真っ赤だけど｣



｢大丈夫じゃない…大ちゃんがかっこよすぎて辛い…｣



｢……//｣



｢お前それ誘ってる？｣




｢いやいやいや、そんなつもりは！｣




｢仕方ないなぁ襲ってやるよ｣


ダメだ。完全に会話が噛み合ってない


ちゅっ


甘いリップ音が響いた浴室には俺の甘い声と大ちゃんが時々漏らす甘い声でいっぱいでした。

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