私を癒して【浦.島.坂田.船】 (ページ1)

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泣きそう･うらたぬきページ1

「ちょっと！何よその目」

学校終わりのバイト。目にゴミが入り少し目を擦りちょうどお客さんが来た

『は、はい？』

「なんで私の事睨んでんのよ！目付き悪いわねぇ！」

『す、すみません！』

私自身は睨んだつもりは無い。でもお客さんには睨んで見えたのかもしれない

「だいたい前から貴方を見てたけど____」

そのあとはごちゃごちゃと意味にわからないいちゃもんに10分位耐えた

「もう！いいわ！」

『本当にすみませんでした！』

まだ、初めて言われたことだから耐えられた

だが次の日、また次の日、そのまた次の日もそのおばさんは訳の分からない文句を言ってきた

我慢の限界だ。

店長にも相談したが【社会に出たらそんなこと毎日あるよ】としか言ってくれず何も対処してくれない

なんで悪いこともお客さんに文句を言われなければならないんだ

「またあんた？早くやめなさいよ。目障りだわ」

あぁ、なんで働いているんだろ。早く辞めたい。

その後はもう何も覚えていない

気が付けばうらたさんの家の前に居た

『うら、、たさんっ』

ｶﾞﾁｬｯ

「え、、？安寿香？」

約2ヶ月ぶりに見たうらたさん

『うっ、、ふぇっ、、うらたさんっ！』

「ど、どうした？安寿香！？」

うらたさんは慌てだして私を抱き上げリビングのソファーに私を座らした

「何があったんだ？」

私はバイトで会ったことを全て話した

「そっか、、辛かったな」

うらたさんの暖かい手が私の頭を撫でる

『バイトｯ、、やめたらっ、、うらたさんに会えなくなっちゃうっ！でも、、っ、、辛くてっ、、我慢しないといけないのにっ、、！』

「うんうん」

『でもっ、、』

「うんうん、頑張ったね。」

あぁ、暖かい。

「今日はゆっくりお話してイチャイチャしよっか」

あぁ、ずるい。本当に大好き

『はいっ』