変化 ページ2
JHside
新メンバーの加入により、変えられたポジション。
ダンスの振り付け自体が変わるわけじゃないから、自分にとってはそこまで難じゃなかったけれどほかのメンバーは違うようで。
染み付いた7人編成のポジションのせいで移動に失敗したナムジュニヒョンが吹っ飛んだり、ジニヒョンがそれで混乱して転んだり、頭がフリーズしたユンギヒョンが動けなくなったり。
………あれこれヒョンラインやばくない？
マンネラインはというと、流石は黄金マンネ、ジョングクは覚えが早いのか殆ど戸惑うことなく踊っていた。
ジミナは殆ど間違えることがなかったが、たまに分からなくなったら持ち前の能力を活かして周りに合わせて動いていた。流石。
テヒョナも程々に間違えるが、誰かみたいに派手に転んだり吹っ飛んだりフリーズしたりと言うことはなかった。
…誰とは言わないけど。
そして問題のキム・イヨン。
最初こそ少し戸惑いも見えたが、慣れてくると軽く踊りながらほぼ完璧に移動をこなしていた。軽く踊っていたので本領が見えたわけじゃないけれど、素直に凄い、そう思った。途中テヒョナと何かあったらしいけれど、それでも全く崩れないリズム感とペース。
自分もあまり崩さない方ではあるが、あそこまで動じないとなると自分でも出来るか怪しい。
本気で踊るキム・イヨンが早く見たい
…そう思うと同時に、今までメインダンサーとして培ってきた地位を奪われるのではないかと懸念した。
それからすぐに休憩に入ると、真っ先に部屋の隅に移動してスマホを弄りまくるイヨン。
そんな彼に、
TH「っお前のせいで上手く踊れない！」
と突っかかるテヒョナ。
ええ…。なんだか必死なテヒョンが微笑ましく思えてきた。
まあ、根源はそうなんだけど。
それに対して、ほんの一瞬面倒くさそうな顔をした後に
『…すみません』
と謝るイヨン。
ポーカーフェイスで何考えてるか分からなくて寡黙、そんなイメージだったイヨンが一瞬、よく観察してないと分からないくらい短い時間でも面倒くさそうな顔をしているのに驚いた。
あいつ、そんな顔してたんだ…。
尊敬、驚き、そしてちょっとの嫉妬。
この短時間で、新メンバー、イヨンに対するイメージがガラリと変わった気がした。
……でもやっぱり好きにはなれないけど！
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ななば(プロフ) - 小説の内容、書き方全てが私好みです。作者様，お忙しいと思いますが続きのほど，楽しみにしています。 (2021年2月16日 10時) (
レス) id: 123ad73358 (このIDを非表示/違反報告)
カナ(プロフ) - すごく面白いので、続きを作ってくださるとうれしいです!!!!お願いします！！！！！！ (2021年1月6日 17時) (レス) id: 7398bce3e2 (このIDを非表示/違反報告)
コトハ - 続きが気になる…！！ (2020年12月26日 14時) (レス) id: 03fa87109a (このIDを非表示/違反報告)
LaLa(プロフ) - この話めっちゃ面白いです！続きが気になります。更新まってます (2020年5月22日 8時) (レス) id: 753ee3afdd (このIDを非表示/違反報告)
かむたん - 続きが気になります…… (2020年1月10日 15時) (レス) id: d90aae6f87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れく猿 | 作成日時：2018年5月10日 23時
