大佐NG ページ29
『…うわ、すげえ人だ…。』
ホテルからスタッフ専用のバンで会場に移動して準備を終え、只今ステージ脇から集まってきたペン達を覗いている。
ウナ「そうね。まだちゃんとイルデしてないのに、本当に沢山来てくれたわね…。嬉しい限りよ。」
『うん、まるで人がゴミのよ…』
ウナ「言わせねえよ？
あなたそれ正式にステージ立ってからも言いそうで怖いわ。
あなたに限ってそんなことはありえないだろうけど、本気で言ってるんだったら絞め殺す。」
『絞め…！？言わないですよ！
普段自分の客席とか映像から客席を見渡す事はあってもこう…ステージ袖から見るのって初めてでビックリしてしまって…！もう慣れたから言わないです！……多分。』
ウナ「こんなに確率の低そうな多分初めてよ。
…あのね。そうは言ってもステージ袖から見えるペンなんてごく1部じゃない。実際にステージに立ってみると…違うわよ。何もかも。
もっと客席が大きく、圧倒的に見えるの。
それこそ人がゴミのようだって、もっと強く思うかもしれない。でもそれじゃきっとダメなのよ。
ステージに上がった瞬間からあなたは『アイドル』であり客席から好意が注がれるんだから。それに対して相応のパフォーマンスで返さなきゃ。客席の、自分達を愛してくれているファン一人一人に。
あなただって、好きなアイドルにまるでム○カみたいに見下されたら嫌でしょ？
ま、でもパフォーマンスとして言うのはありだと思うわ。」
『…パフォーマンスだったら興奮するけど、そうじゃなきゃ確かに冷めます…。なるほど、ステージ上ではムス○大佐しちゃいけないんですね…！
ってウナヌナ、なんでそんなに詳しいんですか？』
ウナ「クッ…！イケメンの上目遣いしんど…！
…てか○スカ大佐するって何？！
まあ、なんでって言われると…そうね…、あなたがよく知ってる人の受け売りよ。」
『ええ！誰ですか！？』
ウナ「…教えない。」
『…ジミンですか？』
ウナ「う"ｫっっ……しえないわ。」
『(ヴォシエナイ…？)
丸わかりですね…！かっこよさげだったのに一気にすごいダサい…ヌナ大好きです！』
ウナ「いやほんとマジでなんでそうなる
…まあすっごい嬉しいんだけど！！
…あ、もう行くわよ、皆のメイクの最終チェックしなきゃ。」
『はーい』
ヌナの後を追いつつ考える。
…ジミンが、あの餅が…？
…どんなタイミングでどんな顔してあんなこと言ったんだろうか。
…ちゃんとアイドルじゃん、あいつ。
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ななば(プロフ) - 小説の内容、書き方全てが私好みです。作者様，お忙しいと思いますが続きのほど，楽しみにしています。 (2021年2月16日 10時) (
レス) id: 123ad73358 (このIDを非表示/違反報告)
カナ(プロフ) - すごく面白いので、続きを作ってくださるとうれしいです!!!!お願いします！！！！！！ (2021年1月6日 17時) (レス) id: 7398bce3e2 (このIDを非表示/違反報告)
コトハ - 続きが気になる…！！ (2020年12月26日 14時) (レス) id: 03fa87109a (このIDを非表示/違反報告)
LaLa(プロフ) - この話めっちゃ面白いです！続きが気になります。更新まってます (2020年5月22日 8時) (レス) id: 753ee3afdd (このIDを非表示/違反報告)
かむたん - 続きが気になります…… (2020年1月10日 15時) (レス) id: d90aae6f87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れく猿 | 作成日時：2018年5月10日 23時
