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とりあえず、様子見で誰に話しかけんのかな〜と観察することにした




観察してると、興味のない女から話しかけられたから、対応する




この女…!ベタベタ触りやがる…





"職業柄"、こんなもん、慣れきってるから別にどうってことないけど





「××ちゃん、可愛いっすね〜!」



「えー?ほんとー!?湊くんに言われたら嬉しいわぁ!」





自分の左腕を包み込むように触ってきやがる




正直、初対面よな…?ベタベタ触りすぎやろ



触ってくる腕を軽い力で振りほどいて




あはは…とバレないように

にっこりと笑って「ちょっと色んな人に話しかけてくるね」





と言ってその場から離れた





あの子…取られてへんよな?



ただ単に興味本位、目に付いただけだし。




大きなグラスを持ち座ったままで、目線をキョロキョロしてる



あんま、こういう所に参加したことないんやろか




周りに男、面倒くさそうな女が居ないことを確認して




「Aさん、だよね?」



「へっ…そうです!」




さすがに、ちゃんは馴れ馴れしいかなって思ったからさん付けにしたけど…



ちょっと怖がられてる…?



上から覗き込んでる感じだしな、威圧感あるか…



同じ目線になるためお隣に座る




「1人だったからさ、あんま、慣れてないのかなって」




聞いたAさんは



目を大きく開いて明る様に「気づいてくれたんだ!」と言わんばかりの表情




わかりやすい…




こういう純粋な女の子と話すの久々かもしれん




なんか緊張するな…

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作者名:淡坂 | 作成日時:2022年6月27日 19時

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