9話 ページ10
「向こうの特訓大変そうだね」
『そうだね
(まぁオールマイトの力を貰うんだし
それにしても大丈夫かな？)』
心配そうな目で緑谷を見ているA
そんなAを見たまふまふは
「Aはほんと優しいね
あの子が心配なんだよね」
『優しくなんてないよ
ただのお節介だし』
「そのお節介が誰かを救うことだってあるんだよ
(現に小さい頃は何度も助けられたし)」
『だといいんだけど』
そう海の方を眺め独り言のように呟くA
その横顔を見ているまふまふ
辺りは夕日でオレンジに染まっている
「おーい！二人ともー帰るわよー」
と迎えにきた遥香の声がし2人は振り向く
「どうだった？
個性のびた？どうだったどうだった？」
『僕は確かに個性の幅が増えた気はする
今はあんまり使いこなせないから使いこなせるまでセーブしておこうかなって感じかな』
「なるほどね
真冬くんは？」
「僕も個性を使いこなすには少し時間が欲しいですね」
「練習あるのみだね
大丈夫だよ
入試までまだ時間あるから頑張ってね」
とまふまふの頭を撫でる遥香は成長した子供を見るような目だった
毎日の特訓を重ね入試当日
二人ともある程度は個性を扱えるようになった頃だった
「ぼ、僕大丈夫かな？」
『大丈夫大丈夫
今まで頑張ってきたもの全部だせば合格できるよ！
応援してるからね』
「うん！がんばる！」
と緊張した足取りのまままふまふは外で待っているうらたと志麻と一緒に入試会場へと向かっていった
「Aは行かなくても良かったの？」
『過保護すぎるのも良くないかなって
まふももう子供じゃないしね
それじゃぁ僕は特訓してこようかな』
「それなら久々にお母さんと体術やりましょ
私も体鈍っちゃったんだよね」
『いいよ、分かった』
と2人とも着替え家の中にある道場へと歩いていく
久々に中に入った遥香は久しぶりだーとはしゃいでいる
「あ、そうだ審判はお父さんにやってもらうからウォーミングアップしておきましょうか」
『そうだね』
とそれぞれウォーミングアップを始める
遅れて寝癖がついたままの樹が中に入ってくる
「ごめんね
それじゃぁ始める？」
「そうね」
『そうだね』
「それじゃぁはじめ！」
と言う合図で二人の戦いが始まった
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唯(プロフ) - over the rainさん» そう言っていただけてうれしいです！！！！頑張ります！！！！！ (2019年11月9日 11時) (
レス) id: 32c8f1862c (このIDを非表示/違反報告)
over the rain - ヒロアカと歌い手のコラボ！うれしいです！応援してます！ (2019年11月8日 18時) (レス) id: a4bab14be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唯 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2019年7月29日 18時
