17話 ページ18
『まふー！』
とB組で1人誰かを待っているまふまふの元へ行くA
「あ、A
坂田達は？」
『女子に囲まれて帰ってったよ
彼方さんとは帰らないの？』
「今待ってるんだ
そろそろ迎えに行こうかなって思ってた所なんだけどもう来たみたい」
『あ、ほんとだ彼方さん』
「お前は嫌そうな顔すんな」
とAにチョップするそらる
『彼方さんのチョップ地味に痛いからやめて欲しいんだけど』
「加減はしてやってるんだから」
『それでも痛いんだからもうちょっと加減して欲しい』
「はぁ？そんなこと言ってないで帰るぞ」
『ほんと彼方さん僕に対して扱い酷くない!?』
「酷くない
ほら帰るぞ」
『わかったわかった』
と渋々という形で歩き出すA
そんなAの隣にはまふまふが嬉しそうな顔で歩く
その隣にいるそらるは子供を見るかのような目でまふまふを見ていた
『え、なになに？
僕の顔になにかついてる？』
「ついてないついてない
ただ坂田達じゃなくて僕らを選んでくれて嬉しくて」
そう漏らすまふまふだが意味が全く分かってないのかAは頭をこてんとさせる
そらるは無関心で窓の外を見ている
「あ、今度はあの2人を誑かしてるんですかね」
「浦島坂田船の4人だけじゃ足りないビッチね」
というヒソヒソ声がAの耳に聞こえてくる
彼女達はあの4人のファンであり
最も彼女が転校しなければならない大きな原因の1つだった
「Aとまふは先行ってて
俺ちょっと用事思い出した
あと振り向くなよ」
そう少し苛立った様子のそらる
まふまふは浮かれて聞こえてはいなかったようで分かりました！と元気に答えて歩いていく
Aは心配そうにそらるを見て大丈夫だよと口パクで言うが
「大丈夫じゃねぇから
ちゃんと自分の顔見ろ」
「ほらA行こ！」
と何かを察したまふまふはAの手を掴んで進んでいく
『ちょっとまふ!?』
「よし、行ったな
とりあえずクラスと出席番号とか色々聞き出すか」
と2人が見えなくなったのを確認してからそらるは逆方向へと歩き出した
静かになった学校で女子の2人組を見つけるのは簡単でそらるは怒りを抑えながらも近づいていく
「それにしても高梨さん千条君以外と同じクラスらしいですよ」
「えーなにそれー
また調子乗りそう」
「ほんとあの子お母さんに頼んでヒーロー科に入れてもらったんじゃないですかね」
「うわーありえるー」
「ありえる訳ないだろ」
そう低い声のそらるが遮ってそう言った
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唯(プロフ) - over the rainさん» そう言っていただけてうれしいです！！！！頑張ります！！！！！ (2019年11月9日 11時) (
レス) id: 32c8f1862c (このIDを非表示/違反報告)
over the rain - ヒロアカと歌い手のコラボ！うれしいです！応援してます！ (2019年11月8日 18時) (レス) id: a4bab14be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唯 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2019年7月29日 18時
