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62話 ページ19

あの後は銀時が眼鏡届けてくれて
なんかジャンプ買いに行くらしい

「あの年でジャンプって」

『まぁ大丈夫だと思うよ』

「そうだといいんですかね」

『よし気を取り直してターミナル行くよ』

「そうですね」

『それに早く行こうもう誰とも会いたくない』

「それもそうっすね」



「宇宙旅行みんなでではないですけど
行けてよかったですね」

『まぁそうだね』

「坂本辰馬さんは一体どんな人で?」

『声が大きい人かな』

「適当過ぎやしませんか」

『あ、あとお金持ちで船が好きなのに船酔いすぐするよ!』

「そんな人なんですね」

『あ、あと五分ぐらいで降りなきゃね』

「ですね」



「ここでいいんですかね?」

『うんここだと思うんだけど』

「もしかしておまんが山南Aか?」

『え、えぇそうですけど』

「すまんがあのバカはまたどこかへ行ってしまってな」

『あーなんか分かる』

昔から行きたいとこにはすぐ行っちゃうような人だったしね

「あとこれが渡したいものらしいぜよ」

『ありがとうございますえーっと』

「陸奥じゃ」

『陸奥さん』

「その中なんなんですか?」

『えっとね……これはブレスレットかな?』

「なにせ虫除けらしいぜよ」

『これならGとかカブトムシとかセミとか来ない?』

「あぁ」

『やった!辰馬最高!ありがとうって伝えておいてください』

「流石2日ほどかけてきただけありますね」

『だよね』

「そう言えば帰りなんですけど」

『え、何か問題が?』

「ここから乗れる船がなくて」

『……………え?』

「いやー坂本辰馬さんがいれば頼べば帰れると思ってたんですが」

「なんだそんなことか
それならこの船ば使えばいい」

『え、いいの?』

「もちろんぜよ」

『ほんとにありがとう陸奥さん!』

それから地球に帰るまではせっかくだからと星々を渡り歩き
大体2週間ほど経ってしまった

「い、いやー遊びすぎちゃいましたね」

『だね、これはトシにどやされるかも』

「それだけは嫌だな」

『まぁとりあえず帰ろっか』

「はい」

『あ、でもその前にコンタクト買わないとな』

「あ、忘れてた」

そしてコンタクトを無事買えて眼鏡を外す

「眼鏡もちょっと名残惜しい」

『仕方ないからたまにならつけてあげるよ』

「それは楽しみにしてますね」

『そんなに楽しみにするものなのかな?』

「旦那も多分楽しみですよ」

『それはつけないとな』

「嬉しそうですね」

『そ、そんなことないんだけどな』

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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2018年7月24日 17時

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