54話 ページ11
『万事屋に行ったらにお登勢さんに挨拶してから帰るか』
「あれAさん退院したんですか?」
『うん、無事退院出来たよ』
「そ、そのー残念ながら銀さんいなくて」
そう申し訳なさそうにバツが悪そうに言う新八くん
『え、パチンコ?』
「違います
西郷さんに連れられてかまっ子倶楽部に」
『あぁあそこか
ちょっとちゃんと働いてるか見てくるから
これ神楽に渡しといてくれない?
この前の祭り行けなくてごめんって言っておいて』
「あ、はい」
久々にあそこに行くな
傷だらけの僕を看病してくれた恩もあるし
このケーキは僕が帰ってから食べようと思ってたけど
あの時のお礼も兼ねて行くか
で、でも入るのには勇気がいるな
仕事だと思え山南A
お前ならできるぞ!
「いらっしゃーいってAちゃーん」
『お久しぶりですあずみさん』
「やっぱり貴方は私の名前間違えない」
ま、まぁ言っちゃダメだけど顎がね
うん、そりゃ間違えられるよ
「どうしたの?A」
『お久しぶりです西郷さん
この前助けていただいたお礼にケーキを
小さいですが皆さんで食べてください』
「ありがとって貴方また怪我してるじゃない」
『まぁそういう職業なので』
「顔にまで怪我おってせっかく可愛い顔してるのに」
『相手が強くてそれに可愛くないですよ』
「おいこんな化物よりそこの姉ちゃんちょっとお酌してくれよ」
『僕は店員じゃないので
貴方達と同じお客です
それとこの人達を侮辱するのは僕が許しませんよ
少なくともこの人達は貴方より魂は強くて綺麗です』
そして脅しすぎたのかは分からないけど
そのお客は走って帰って行ってしまった
『大事なお客さん逃がしちゃってごめん』
「いいのよ
それと感動したわ」
その声を聞き周りを見ると一部の人は泣いていた
『そ、そんなに!?』
そして冷や汗をかいている2人組も
『あ、見つけた銀時と小太郎』
「あらパー子とヅラ子と知り合いだったのね」
『とりあえずヅラは逮捕ってあ、今日隊服じゃないから手錠ないんだった』
「一安心だな」
『僕的には全く安心じゃないけどね』
「それよりどうしてここに?」
『新八くんから聞いたよ銀時がここにいるって
それと僕近藤さん達に内緒で戦いに行く時があってね
その時に体中傷だらけだった僕を看病してくれたんだ
そのお礼も兼ねてね』
「なるほど」
『それじゃぁ僕は帰るよ
あとヅラ今日は見逃してあげる』
「また来てね」
『はい』
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作者名:唯 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2018年7月24日 17時