怪我を負った女子マネージャー【ハイキュー】 (ページ5)

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3話ページ5

『失礼しm…ふぎゃ』

扉を開けた瞬間すごい勢いでAの顔にボールが飛びAは落ちたボールを拾う
そんな彼女の後ろにいる紗彩はやばいと言う顔をして1歩後ろに下がる

｢あ、すんません｣

とボールを拾いに来たオレンジ髪の少年がそう謝る

『いえいえ全然いいですよ

ところで見たところアタック練でブロックもない
どうやったらここに飛んでくるんでしょうね
当たった角度的にもバウンドでは無いですし

アタック打った人もセッターもド下手か自分勝手なんでしょうね』

と笑顔で言うA
だが怒っているオーラで迫力がでる

｢うちのセッターとアタッカーがすいません！｣

と言いながら2人の頭を掴んで一緒に下げている主将のような人物
後ろのメガネをかけた長身がくすくす笑っているのが見える

『って誰かと思ったらコート上の王様じゃん
烏野来てたんだ』

とコロッとがオーラが変わり今度はコート上の王様と言う単語に影山がイライラする

｢コート上の王様って誰かと思ったら影山くんじゃん！
そんなかっこいい異名があったの？羨ましいな｣

とAの後ろからひょこっとでてくる紗彩

｢だよな！やっぱかっけーよな！｣

｢うんうん！王様っててっぺんって感じで1番って感じで｣

｢だよなだよな！｣

とオレンジ髪の少年と紗彩がぴょんぴょんと楽しそうに話している
それに気を取られるが本来の目的を思い出す

『あ、そうだ私先生からマネージャー誘われて今日と明日の試合見学します、烏田Aです
あれは大狼紗彩
彼女は私の付き添い的な？そんな感じです』

｢そうかそれなら清水、頼めるか？｣

と言われ綺麗な女性がAの元に歩いていくがすいませんと言いAは主将の前に立つ

『その前に王様とそこの少年と3対3したいです
顔面ぶつけられて黙っていられないですよ』

とオレンジ髪の少年と王様を指さして

｢え、Aいいの？
怪我は？大丈夫なの？｣

『大丈夫大丈夫
それに怪我は先月には完治してるって言ったでしょ
それより顔面ぶつけられて黙ってらんないよ』

｢(すごいやる気になってる
バレーするの怖いって言ってたのに)｣

『紗彩？』

｢あ、ごめん
でもさ1人足んないよ？
それに私もど素人なんだけど｣

『大丈夫だよ
この3対3に勝敗はない
ただあの王様と少年に腹たってるだけだからさ』

｢でも私ら今日体操服持ってないよ｣

と言う紗彩の声にあっと声を出すA
それに少しほっとした主将だった