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31話 ページ33

「Aちゃん少しいいかな?」

『あ、はい!』

と練習を見ているAを呼ぶ清水

『新しい仕事ですか?』

「少し手伝って欲しいことがあって」

『はい、わかりました』

と清水について行くA
仕事を頼まれたのが嬉しいのかワクワクしながらついて行くAを犬みたいと思う清水

「掃除して時に見つけたものがあって
綺麗にするの手伝ってくれないかなって思ったんだけど」

『はい!もちろんです!
それで何見つけたんですか?』

「バレー部の横断幕」

『おぉ!すごいですね!
横断幕ってなんかその学校特徴って感じがして私好きです!』

とテンションが上がっているAにこれなんだけどと見せる清水
その横断幕には飛べの2文字が大きく書かれている

『……飛べ
なんかまさに烏野って感じですね
飛べないカラスなんて言わせないぞ!的な感じで』

と更にテンションが高くなるAを見て笑う清水

『これを綺麗にしてだしたらきっとみんな喜びますね』

「うん、でも1人じゃ間に合わないかもしれなくて
今日何も予定とか無かったら買い物付き合ってくれる?」

『はい!もちろんですよ!』

「ごめんね、Aちゃん最近バレーの練習してたのに」

『いえ、全然大丈夫ですよ
それにバレーの練習はいつでもできますから!』

と笑って言うA
ありがとうと微笑み返す清水
その日から2人は横断幕の修復とバレー部マネージャー、学業と忙しい日々を過ごす




『これで………終わりっと』

と言いふぅーっと額の汗を手で拭うA

「ありがとうAちゃん」

『お礼なんかいいですよ!
マネージャーとして当たり前のことしただけです!』

と綺麗になった横断幕を持って嬉しそうにするA

「私、先生に伝えてくるね」

『はい、わかりました!
干しときますね!』

と言うAにうんと言い体育館にいる先生に報告しに行く清水
Aは横断幕をせっせと竿に紐で結んで干す

『(それにしても飛べってめちゃくちゃかっこいいな
中学の時は必勝だったからな
なんか私が言うのもあれだけど
え、それだけ?って思ったからな
同じ二文字でも全然違う)』

なんて風に揺られている横断幕を眺めながらそんな事を思うA
今日お披露目だななんて思いみんなの反応を想像しながら体育館へ戻る
インハイに向けての最後の練習
Aも相当浮かれてしまっていた

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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2021年2月1日 22時

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