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2話 ページ4

「あ、君が烏田さんですよね?」

と放課後帰ろうとカバンに教科書をしまっているAに声をかける武田先生

『そうですけど
何も問題は起こしてないですよ?』

「問題があったとかじゃなくて
君バレー部入らないんだったら男子バレーのマネージャーどうかな?って」

と言う武田先生
Aは見るのは好きだしななんて考えてる

「えっとその経験者みたいだし
僕は指導とか出来ないからさ」

『えっと、その』

と返事に困っているところにドアが勢いよく開く

「A!って何か問題起こしたの?
Aついにグレちゃった?」

『違うよ紗彩
男子バレーのマネージャーにならないかって言うお誘い』

とAが言うと紗彩は深刻な顔になる

「やめてください、先生
確かにAは誰よりもバレーが好きですけど
Aは……Aは………」

『紗彩、落ち着いて
先生少し考えさせてください』

「それならいつでも待ってますね
あ、それと急ですけど明日青葉城西との練習試合なのでよかったら見に来てください」

『……青葉城西
それなら今日と明日の試合見て決めます
(青葉城西は及川先輩がいるところだ)』

と言うとほんとに?と嬉しそうにする先生
職員会議があると直ぐにどこかに行ってしまう

「え、A?いいの?
だってバレー部入んないって」

『確かにバレーするのはまだ怖いけどさ
見るのは好きだから
それに青葉城西は及川先輩がいる
ちょっと気になるんだよね』

「あー確かにA
及川さんに憧れてたもんね」

『うん、あの人凄いんだ
サーブもセッターも人並みをはずれている
だけど天才じゃない、努力家で性格以外はかっこいいんだよ』

「そっか
Aがいいならいいけど
今から行くんだよね
それなら付き合うよ!」

『え、でも下の子は?』

「大丈夫大丈夫
最近私が言う前にちゃんとするんだよね
だから1日くらい大丈夫大丈夫
それよりもAが無理するのは嫌だもん」

『ありがとう、早速行こっか』

とどこか嬉しそうに前を歩くA
それを見て安心している紗彩だった

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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2021年2月1日 22時

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