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25話 ページ27

『よっしゃ!!』

「私ら最強コンビだね!」

とハイタッチするAと紗彩
影山と日向はくそっ!と落ち込んでいる

『やっぱり日向はレシーブへったくそだね』

「私よりも下手だったとは」

『それに影山くんもブロックの読みが甘すぎますねぇ』

なんて2人を煽りに煽っているA
そんな彼女にやめなさいと頭を軽く叩いて止める澤村
はーいとつまらなそうに言うA
紗彩は楽しかった!と騒いでいる

「にしても大狼だっけか?
さすが烏田の友達って感じだな」

「まぁ多分Aの練習に付き合わされてたんだろうな」

と感心する菅原と憐れむように見る烏養
紗彩はそんな2人に見られていることは気づいていない

「でも俺Aのアタック見たかったな」

『また次ね
ほら練習はじまるよ』

なんて言っているAを見ている紗彩は少し暗い顔になる

「どうかした?」

「い、いえ」

と焦ったように言う紗彩ピン留めをとめなおす
Aも髪が乱れてきて前髪をポケットからだしたピン留めで雑にあげてとめる

「A前髪ちょっとでてるよ
やったげよっか?」

『ありがとう、紗彩
私も久々にこんなに動いたからね
でも紗彩アタックの質下がってたね』

なんてとめてもらっている相手に対してニヤニヤと言うA

「えーでもAの指示のおかげで勝てたじゃん!」

「指示してたようには見えなかったけど」

『声のトーンの高さとアイコンタクトでストレートとインナー分けてますね
まだ速攻はできないので』

「そうそう!超絶信頼関係ってやつだよね」

なんてAを後ろからぎゅっとしてそう言う紗彩
Aはまぁ間違ってはないかと考える

「(距離感おかしいな)」

なんて思われてることも知らず2人はそのまま目の前のサーブ練習を見ている

「おーい、Aお前何かあれば言って回ってくれないか?」

『はーい』

と紗彩は離れ清水の隣で練習の様子を見ている
Aは手の角度やサーブトスや気になることを言っていく

「ねぇ、烏田さん
ジャンプフローターってできる?」

『あーまぁできるけど昨日見た町内会の方みたいに凄くはないよ』

「ならさ少し教えてくれない?」

『私でいいの?』

「全然大丈夫だよ」

そっかと言いジャンプフローターサーブのやり方を自分なりに教える
難しいななんて思いながらも分かりやすく分かりやすくと身振り手振りで説明しているAをくすりと笑う紗彩だった

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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2021年2月1日 22時

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