12話 ページ14
「ありがとうございました!」
と言い烏野は学校の外に止めてあるバスへと向かう
その途中今日の反省をしている
「武田先生はあぁ言ってくれたけど
正直及川のいる青城と真っ向勝負で戦って勝つためには
まだ決定的に足りないものがある」
「さっすがキャプテン」
と学校の門で待ち伏せをしていた及川がそう言う
その声が聞こえた瞬間Aは近くにいた清水の袖をきゅっと握る
「ちゃんと分かってるね」
「でたな!大王様!」
それに田中と日向が及川に威嚇をする
その間にAはできるだけ大きい澤村の後ろに隠れる
「烏田?大丈夫か?」
『また何言われるかたまったもんじゃないんで
目を合わせたくなくて
盾になってください、先輩』
「素直だな」
と苦笑いするがそのままAが隠れるよう動かないでいてくれている澤村
「君らの攻撃は確かに凄かったけど
レシーブがグズグズじゃぁ
すぐに限界が来るんじゃない?
強烈なサーブ打ってくるやつは俺だけじゃないしね
インハイ予選はもうすぐだ
ちゃんと生き残って
俺はこのクソ可愛い後輩を公式戦で同じセッターとして正々堂々叩き潰したいんだからさ」
とこちらに歩いてきて影山を指さしそう言う及川
それに月島の左腕を掴む日向
「レシーブならAと特訓する!」
と離せと言っている月島を無視してそう言う日向
「レシーブはそう一朝一夕で上達するもんじゃないよ
キャプテンくんとAちゃんはわかってると思うけどね
大会までもう時間はない
どうするのか楽しみにしてるね」
『(ほんと腹立つ
女子にもまれて圧死すればいいのに)』
と歩いていく及川を澤村の後ろから睨みながらそう思うA
「気にしないでください
あの人あーやって人を引っ掻き回すのが好きなだけなんです」
『(まじで性格悪いな)』
すると澤村は笑い烏野の守護神が帰ってくると言う
それに心躍らせるAだった
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作者名:唯 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2021年2月1日 22時