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31話 ページ32

「これよりハーツラビュル寮の寮長の座をかけた決闘を行います

挑戦者はエース・トラッポラ
そしてデュース・スペード
挑戦を受けるのは現寮長であるリドル・ローズハート

では、決闘の掟に従い
挑戦者のハンデである魔法封じの首輪を外してください」

と学園長の言葉で2人の首輪が外れる
首を触りながら外れたと言っているエース

「Aさんあの二人大丈夫だと思いますか?」

『んーどうだろう
作戦とやらが上手くいくかは置いておいて
あの2人の魔法力はリドルくんより遥かに下だからな
でもそれを覆す力があればあの2人は勝てるよ』

と話しているうちに周りが盛り上がっている

「ずいぶんと言ってくれるな」

「かーっ!
カンジ悪いんだゾ!」

「こっちだって作戦くらい立ててきてるっつーの!」

「学園長、決闘の合図を」

「私が投げたこの手鏡が地面に落ちて割れるのが始まりの合図です」

と言うと学園長の持っていた手鏡が地面に落ちていく
割れると同時にリドルのユニーク魔法が2人にかかる

「ぐ……っ、くっそぉ!
魔法を具現化させる暇もなしかよ」

「ここまで手も足も出ないなんて」

「何が起こったか見えなかった…」

『昨日も言ったでしょ?
魔法の強さはここだって』

と自分の頭をつんつんとつつきながら言うA

「ローズハートくんはますます魔法に磨きがかかっていますね」

「ふなぁ
レベルが違いすぎるんだゾ」

「5秒もかからなかったね
その程度の実力でよく僕に挑もうと思ったものだ
恥ずかしくないの?

やっぱりルールを破るやつは何をやってもダメ
お母様の言う通りだ」

「確かにルールを守るべきだ
でも無茶苦茶なルールを押し付けるのはただの横暴だ!」

「はぁ?ルールを破れば罰がある
そして、この寮では僕がルールだ
だから僕が決めたことに従えないやつは首を跳ねられたって文句は言えないんだよ!」

「ルールだからって何をしてもいい訳じゃない!」

「罰則もないルールなんか誰も従わない!
そんな簡単なことも分からないなんて君は一体どんな教育を受けてきたの?」

『リドルくん言い過ぎだ』

と言うAの顔は少し怒っておりラッキーもAの腕の中で小さくなっている

「君だって思うだろ?A
そういう奴らはどうせ大した魔法も使えない親から産まれて
この学園に入るまでろくな教育も受けられなかったんだろう」

「……テメッ……」

「ふざっっけんなよ!!!!!!!!!!」

とエースがリドルを思いっきり殴った

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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2020年11月28日 0時

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