72話 ページ37
｢そういやお前ら昨日どこ行ってたんだ？｣
と急にそんなことを言ううらた
それに坂田はビクッと肩を揺らす
｢まぁ昨日は部活も自由日やったし｣
｢それもそうだな｣
と話がそれ安心する坂田
｢(Aのおかげでだいぶマシになったけど
まだちょっと……)｣
｢こちら号外でーす！｣
｢あ、貰ってもいい？｣
｢はーい！｣
と初めに志麻が受け取り中を見る
｢はぁ！？おま…お、お前！
これどういうことや！｣
と目の前の坂田にとある記事を指さして聞く志麻
｢え、えっと……その……｣
｢お前……まじか｣
と記事を見たうらさかがそれぞれそんな反応をする
『ただいまー、はい、明』
｢志麻くんとうらたんの分これで良かった？｣
とお昼を買いに行っていたセンラとAが帰ってくる
待っていたうらた、志麻、坂田の3人は受け取りそれぞれにお礼を言う
｢志麻くんの声向こうまで聞こえてたけどどうしたん？｣
『それになんか今日はいつもより視線感じるし』
そういう2人に志麻は新聞を渡す
｢こ、これは｣
『な、ななななんで！？』
と2人が見た記事は坂田とAが水族館の中でキスをしている写真やこの間の演劇部の演目の時の写真が載っている
『穴があったら入りたいぃ……』
と赤くなり机の下に移動するA
それを見てうらたはやまだぬきをAの元にやり話を進める
｢それで、これはどういう事だ？｣
｢えっと……昨日一宮さんに連れられて色んなとこ行ったんやけど
最後に学園長室行くために屋上に行ったんやけど
水族館はAが気を使って連れてきてくれて
その写真は俺が暴走した｣
と周りには聞こえないよう坂田がそう説明する
Aはやまだをぎゅっと抱きしめる
｢だから今日お前らちょっとおかしかったのか｣
｢あまりにも可愛くて｣
『か、かわ！？』
｢はぁ、お前らな
イチャイチャするのは好きにしたらいいけど
こういうのには気をつけろよ｣
『｢は、はい｣』
｢ほら、Aもでてきぃ
お昼の時間無くなるで｣
『分かった……』
とセンラの隣に戻りやまだを膝の上に置いて買ってきたパンを食べ始めた
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作者名：唯 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2019年1月7日 0時
