【ミカグラ学園組曲】非日常が日常に！Part2！【浦/島/坂/田/船】 (ページ25)

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60話ページ25

『(センラ先輩も渉先輩も寝たし志麻先輩は眠そうだしやまだちゃんは可愛いし明は映画に魅入ってるし
私もちょっとねむい)』

と海外映画を見ている3人
後ろのソファで眠っているセンラとうらた

｢俺も寝ていい？これ終わったし
ソファベットはもう埋まってるから地べたか｣

｢なぁまーしぃついでに俺らの毛布も並べてて｣

｢人使い荒いな｣

と言いながらもとりあえずと2人分持つ志麻
Aは面倒見良いなと思いながら志麻を見る

｢A次何見る？
僕的にはアニメ、コメディ、アクションって来たから恋愛とかどう？｣

と目をキラキラさせながらそう言う坂田
そうだねと言って見るものを選ぶA

｢(あ、待って今思ったら2人やん
好きな相手と恋愛映画なんて
ど、どうしよ
今になって緊張してきた
初めから2人きりじゃなくてよかった)｣

とこれなんてどうと聞くAを見てそ、そうやなと言う坂田

『他のみんな寝てるから端末でイヤホンさしてみる？』

｢そうやな
(天然で殺してくる)｣

『(はっ待ってそれって密着するじゃん
あ、どうしよう)』

と近ずきイヤホンを片方ずつつける2人
始まっても内容が入ってこない

『(自分の心臓の音がうるさい
自覚してからずっとこんなだ)』

｢(やっばい横顔も可愛すぎる
2人きりとか今まであったはずやのに
1回おとす！って宣言してから変に意識しすぎてる
しかもなんで俺恋愛映画なんて選んだんだ)｣

『(映画の内容入ってこない
し、しかも今まであんまり気にならなかったけど
明って意外と体格が男子なんだよな
ほんとかっこいい)』

｢な、なぁA｣

『ふぁい』

｢ちょっと喉乾いてさ
(ふぁい？)｣

『あ、うん
止めとくね』

｢ありがとう｣

と言って机の上に置いた水を取りに行く坂田
Aはその後ろ姿を見てあぁ好きだなと改めてそう思う

｢あ、Aは飲み物いる？｣

『いるー』

と言いながら膝の上で眠っているやまだぬきを撫でるA
坂田は2人分の水を冷蔵庫からだして帰ってくる

｢なぁA
お、俺は初めてAに会った時怖がられてるって分かったしこの子のために関わらん方がいいかなって思った｣

『う、うん
(急にどうしたんだろ)』

｢一人称も怖くないかなって思って変えたし
どんだけ拒絶されても話しかけた｣

『明？
その説は申し訳ないと思ってるってか怒ってる！？』

｢俺前にも言ったけどAの事好きやねんで
怒るわけないやん｣

そう言われAの心拍数は一気に上がった