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50話 ページ15

「「終わったー!!」」

学校まで残り2時間半
机に突っ伏してくたぁとしている2人
そんな2人によく頑張ったねと言って笑うA

『眠いなら2時間だけど寝ときな
時間経ったら教えてあげるから、ね?』

「じゃぁ私Aちゃんのひざ枕希望!」

『はいはい
寝言は寝て言ってね』

と2人の空のコップと少し溜まっている食器を一緒に洗い始める
その間に眠気に耐えられず坂田は横になりエルナは机に頭を乗せて寝ている

『2人とも気持ちよさそうに寝てるな』

なんて言ってそれぞれのほっぺをつんつんとして楽しんでる
満足してからエルナをベットに運び坂田には毛布をかける

『(エルナは学校の準備してきたんだな
私も準備してくるか
鍵の置き場は確か)』

と鍵をとって冷蔵庫の中を確認して自分の部屋に向かう
部屋に入ってから冷蔵庫に作り置きしておいた味噌汁の入った鍋を取り出す

『(昨日こんなこともあろうかと思って作ってて良かった
サ〇ウのごはんも卵もあったし後は何とかなるな)』

なんて思いながらいつも被っているオオカミの帽子を被り少し重い鍋とカバンを持って坂田の部屋にまた向かう

『(少し疲れた)』

と歩くスピードを緩めて男子寮にはいる

「お!Aちゃんこんな所でそんなもん持ってどうし…………
もしかして彼氏!?!?どんなやつや!?
そいつ俺よりかっこいいんか!?」

とAの肩を掴んで盛大な勘違いをしている志麻
疲れている時にそんなことを言われはぁとため息をつくA

「なぁ!!Aちゃん!!
そいつ俺らよりかっこいいん!?」

『うるさい』

「あ、ごめん
てかそれもとか?」

『ありがとう、志麻先輩』

と鍋を志麻に渡しふぅーと肩を回すA
これ意外と重いななんて笑う志麻
それに安心してふぁーとあくびをする

「眠たい?」

『うん、明とエルナの宿題の手伝い
2人とも終わったのさっきで』

「よう頑張ったな」

なんて笑いながら言う志麻
それにこの人ほんとモテるよななんてその笑顔を見てそう思うA
坂田の部屋につき借りている鍵で開けて中に入る

「おーこれは
それでAちゃんは朝ごはんを作ろうと?」

『そうです
それ味噌汁なんですよ
温めながら卵焼き作っててご飯も温めてしようと』

「なるほどな
なら俺が作ってて置くから休んどき、な?」

『このモテ男め』

「ほんまお前疲れてんな
はよ寝とき
ベット………は危ないか」

なんて志麻が話しているうちに机に突っ伏して眠ってしまったAだった

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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2019年1月7日 0時

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