【僕のヒーローアカデミア×歌い手】刺激的な日常が欲しい《2日目》 (ページ42)

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87話ページ42

『これはこうだから』

｢なるほど…｣

とファミレスで勉強している5人

｢A俺にも教えてくれ｣

『いいよいいよ
どこ？』

｢ここなんだが｣

と今度は隣に座っているうらたがAに聞く
さっきまで教えられていた坂田はさっきの類題を解いている
志麻とセンラは話をしながらそれぞれの勉強をしている

｢A教えるの上手いな｣

と言われえへへと照れるA
ちょうどその時Aのケータイが鳴る

『あ、お母さんからだ
……ごめん買い忘れがあったみたいで買いに行かなきゃだから先帰るね』

と言いながら急いで帰る準備をするA
これで払っておいて！と5000円札を置いて店を出ていくA
その勢いに4人ともポカーンとしている

｢買い忘れってなんやったんやろ｣

｢バレットさん意外と抜けてるところあるからな｣

とまた話し出す4人

｢ところでAの好きなやつって誰だと思う？｣

と言ううらたの言葉に雰囲気が一気に変わる

｢あいつ好きなやつおるんか｣

と1人知らないセンラ

｢この間授業終わって女子が話してるのが聞こえた｣

｢ほんまにAやったん？｣

｢耳郎さんにも確認したから間違いない｣

と志麻が言うとはぁとため息をつく

｢絶対まふやん｣

と言う確信的な坂田の言葉に更に空気が重くなる

『お父さんが買ってきてくれてたみたいだからって
みんなどうしたの？』

とAが帰ってくる
それに4人は目を合わせてどうする？と目だけで話している
その様子を見ているAは何してるんだろと突っ込まずに見ている

｢Aって好きなやつおるん？｣

と志麻が覚悟を決めてそう言う

『え、いないよ？
そんな事聞いてどうしたの？』

｢いや耳郎さんが気になっててな
伝えとくわ｣

『ありがとう
あの時強いて言うならって言われて困ってたんだよね
まぁみんなこんなイケメン3人と仲良いから疑ってたんだろうね』

と自分が座っていた場所にいるやまだを抱き上げてそう言うA
イケメンと言われたことにさっきまでの重い空気は無くなっていく

｢それで買い忘れってなんだったんだ？｣

『あー今日の晩御飯だよ
お母さんあんまり買い物とか行かないからお菓子買って帰っちゃったみたい』

と呆れたように言うA

｢ほんまバレットさんって抜けてるよな｣

『だよね
それで僕が来た時空気重かったけど喧嘩でもした？』

とAの素朴な質問にまた浦島坂田船の目での会話が始まった