【僕のヒーローアカデミア×歌い手】刺激的な日常が欲しい《2日目》 (ページ4)

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49話まふまふside ページ4

『本当はすごく怖かった
逃げ出したかった』

いつからか聞いていないAの弱音
もし僕が違う個性で生まれていたら君のことをこんなふうにさせなかったかな？

『仲間が操られて攻撃されてほんとに怖かった
僕が弱かったから
もっと強くならないとね』

なんて弱々しく笑う彼女
ほんとそのヴィランは許せない
僕が殺してやりたいぐらいだ

｢まふ、落ち着け
それとAお前は強い
ただ戦闘経験が浅かっただけだ｣

え、僕そんなに怖い顔してたかな？
ってかほんとに彼方さんだからいいけどAを撫でるのやめて欲しいよね
まぁ僕のじゃないからとやかく言えないけど

『まふ？どうしたの？』

｢え、いやなんでもないよ
ただそのヴィランを許せないなって｣

『まふは優しいね』

なんて泣きそうな顔で笑う彼女もほんとに綺麗だ
そんなこと考えてる僕は相当君に溺れてるみたいだ

｢そんなことないよ
僕なんかよりAの方が優しいよ
それにいっつも僕のこと守ってくれて強いんだから安心しなよ！｣

『ありがとう！
なんか元気出た！ありがとうね！』

さっきの笑顔とは違う僕の大好きな笑顔
うん、やっぱりこの笑顔大好きだな

｢もう大丈夫なら学校行くぞ
それとお前に提案がある
浦島坂田船の4人と関わるのをやめた方がいいんじゃないか
中学の時のようになったお前を見たくない｣

『ごめんね彼方さん
それは出来ないや
僕はあの4人のことも彼方さん達のことも好きだから』

｢……そうか
変な事言ったな悪い｣

｢僕もあの4人と関わること自体はいいけど
また前みたいに転校していくAの辛そうな顔みたくない
僕が見たいのはさっきみたいな笑顔だし｣

って僕何言ってんだ！？

『え、えっとありがとう』

ってA顔赤いし
え、可愛すぎない!?写真撮りたい
もう心の中に永久保存したい
あーもうちょっとほかのこと考えよ！

｢(こいつらなんなんだ？)
まぁお前がいいならいいけど
辛くなったら俺らに言ってくれ｣

『うん！ありがとね2人とも
あ、あと今更だけどおはよう』

そう笑いながらおはようと言う彼女に僕と彼方さんは顔を見合わせて笑う

｢｢おはよ｣｣

と言うと彼女は僕の大好きな笑顔を浮かべた