【僕のヒーローアカデミア×歌い手】刺激的な日常が欲しい《2日目》 (ページ17)

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62話ページ17

『(はぁー怖かったー
優勝しなきゃ殺されるぐいの勢いでやらなきゃ)』

｢あれセンラくんに勝った子だよね｣

｢どうせまぐれよね｣

｢なんであの子が勝ったのかな？｣

『(聞こえてるって
なんでたまたま入ったところがここなんだよー)』

と普通科からの目にため息がでるA
早足で通りすぎて行く

『(僕と明くんの個性が逆だったらこんなこと言われなくて済んだのかな？)』

なんて考えてるA
自身のクラスの場所まで歩いた

｢あ、A
まふが探してたぞ｣

とAを見つけたうらたが話しかける

『彼方さんの所に行くって言ってたんだけど』

｢彼方さん来てたで
ほんまはどこおったん？｣

と今度は志麻がAに問いかける
Aは少しびっくりした表情になる

『お母さんに説教されてまして
まふ前にお母さんに怒られた時にまふ心配してくれたから
心配させなくないなーって
そう言えばまふは？』

｢まふくんならもう試合の準備に行ったで｣

『え、待ってもうそんな時間なの!?
まふに頑張れって言いたかったのになー』

｢早く行けば控え室にいるんじゃ｣

『確かにそうかも！
でもやめとこうかな
まふの邪魔になりたくないしさ』

と大人しく自分の席に着く
そんなAを珍しそうに見ているうらしまの2人

『そういや優は？』

｢トイレ行ってる｣

｢それよりまふくんの試合の次Aやろ？
長い間説教受け取ったみたいやし
もう控え室行ったら？｣

『それもそうだね
それじゃぁ行ってくるよ』

｢がんばれよ｣

『うん！』

とニコッと笑い控え室に向かうA
そんな彼女の背中を見ているうらしまの2人

｢あいつ俺らと1回も目を合わせなかったよな｣

といつもより低い声で言ううらた
それに志麻も真顔で答える

｢それ思った
なんか腹立つわ｣

｢ただいまー！｣

とピリピリしているうらしまの元に元気にやってくる坂田

｢坂田遅かったな
さっきまでAおってんで｣

｢しってる
さっき頑張れって言ってきた｣

｢そうか｣

｢どうしたん？
なんかイライラしてるやん
まぁどうせAのことやろうけど｣

とうらたを見ながらクスッと笑う坂田
それに更にイライラが増すうらた
そんなうらたを庇うように2人の間に行き

｢わかってるんやったら聞くなや
もうこの話は終わり
まふくんの試合見るぞ｣

と言う
坂田はぱっと笑顔になり

｢はーい｣

そう返事をしコートを見た