20話 ページ22
｢あーあ上手くやってたと思ったのに｣
とレイが言うと今度はノーマンが黙ってしまう
｢お人好しのお前らならもうちょい騙せると思っていたけど案外早く気づいたな
そうだよ俺がママのスパイだ
いつから疑ってた？｣
｢シスターがハウスに来た晩｣
｢あの晩すぐか｣
｢我ながら嫌気がさすよ
真っ先にレイとAを疑った
友達なのに｣
｢なんでAまで！｣
と少し声を荒らげるレイ
だがすぐ落ち着いてまた座る
｢だって君もAも初めから知っていたようなリアクションだった
それに敵から見れば2人が内通者なのが1番いい
2人なら作戦にまで口をだせる
事態制御の面から見ても完璧だ
これ以上ない適任者だろ？｣
｢だから疑った｣
｢そうでなければいいのにって
最悪の想定だけどね
でもAが熱を出している間特にママの動きは変わらなかった
ついでにレイ
君は今回限りの即席内通者じゃないだろ
突然の密告や即席のスパイをママがここまで信用するわけが無い
実際いつからママのスパイだったの？｣
｢ずっと前から｣
｢スパイに限らずママの手下だったのか！
監視、保安、商品の向上
レイはそもそもママがぼくらを制御するうえで望む方向に内から誘導する装置｣
｢そう
要は羊飼いにおける牧羊犬さ｣
｢イヌもスパイもレイ1人だよね｣
｢あぁ｣
｢全部知ってて農園に加担してきたってわけ｣
｢あぁ｣
｢全て嘘だったの？｣
とノーマンが聞くとレイは黙る
｢聞きたいことは山ほどある
でもママにどこまで話した？
発信機は壊せるんだよね｣
｢それ聞いてどうする？
返答次第で俺を切るか？｣
｢切らないよ
レイには今まで通り僕らの傍にいてもらう
良かったね
君はミスを隠し通せる
ドンに濡れ衣着せてまでスパイ続けたかったんでしょ｣
｢何が望みだ？｣
｢3つ
今まで通り僕らの傍にいて安全を保証すること
レイが持っている全情報の開示
寝返って
今度は僕のスパイになってよ｣
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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唯(プロフ) - ＾＾さん» 誤字ってました_(。｡)_ご指摘ありがとうございます！！ (2020年2月25日 2時) (
レス) id: 32c8f1862c (このIDを非表示/違反報告)
唯(プロフ) - もっささん» ありがとうございます！！がんばります！！！！ (2020年2月25日 2時) (レス) id: 32c8f1862c (このIDを非表示/違反報告)
＾＾ - またこの夢、が子の夢になってましたが…そうゆうものなのでしょうか？！？！？！:(；ﾞﾟ'ωﾟ'): (2020年2月24日 13時) (レス) id: 86c077b51d (このIDを非表示/違反報告)
もっさ(プロフ) - すごくおもしろかったです！更新楽しみにしてます！！頑張ってください！！ (2020年2月2日 15時) (レス) id: 487c093ca1 (このIDを非表示/違反報告)
唯(プロフ) - Ekaki_sitenaiさん» ありがとうございます！！！！！誤字の報告めちゃくちゃ助かります！ありがとうございます！！！ (2020年1月20日 2時) (レス) id: 32c8f1862c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唯 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2020年1月4日 5時
