あいつらの為に自分を売った私を褒めてほしい【東京リベンジャーズ】

○第四十二話 ページ49

「分かんねぇよ！！分かんねぇから聞いてるんだ！！別に裏切った私が刺されても良いだろ！！？」
ギロリと千冬、場地を睨む。
もう、私は裏切り者として扱われている。
場地が私を庇えば楯突いたとみなされてもおかしくなど無い。
ニコリと微笑む場地。
「言っただろ？俺はお前の傷付く姿をみたくねえって。こんくらい平気だ」
良かった。
場地に関しては。
私は限界だった。
刺されかけた所から血が出る。
幸いまだ、気づかれていない。
「場地」
「何だ？」
「私、死んでくるわ」

「んだよ！！それ？！」
構わず走り出す。
一虎が危ない。
「殺すしか脳がねえもんな」
その言葉に私は反応した。
テメェだってそうだろ。
お前の兄も私の親を殺した。
どの口が言ってるんだ。
マイキーが一虎に馬乗りして殴っている。
そのマイキーの頭を膝で蹴る。
「なんだよA、、、」
「なあ、知ってるか？マイキー。


テメェの兄貴も私の両親ころしてるんだよ！！！！！」
「そんなわけ、、、」
「俺はしらないって！？冗談ももううんざりよ！！そっちだって私の大事なモン壊してるじゃねえか！？」

「知らねぇよ」
それを聞いたとき、絶望した。
そうだ。こいつは私に向かってこういったもんな。
裏切り者。
喧嘩しか脳が無い私に弱いって。
どこまで傷ついたか知らねえよな。
だって殺した兄の弟だもんな！！
「殺すA。

一虎は後だ」

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