あいつらの為に自分を売った私を褒めてほしい【東京リベンジャーズ】

○第十六話 ページ18

「何してるんだ、A」
冷めた目で見下される。
「黙れよ。今はリリィだ。Aで呼ぶな。敵だぞ？」
平手打ちされた左頬を抑えながら睨む。
「質問に答えろ」
「嫌っつってんだ！！」
飛び蹴り。しかし痛くてまともに食らわせることができない。
「場地！！！」
「マイキー、三ツ谷、ドラケン、、、」
ツ！！！

一虎がゴクリと唾を飲む。
目も充血している。
手はワナワナと震えている。
そりゃそうだ。
あれだけ憎んでいたんだ。
目の前に殺したい奴がいるもんな。
わかるよ。
でもな、
「一虎。待ちな」
静止をかける。
「んで、そこに入るんだ！！A！！」
三ツ谷が叫ぶ。



「、、、んな」
何かが切れた。
「こうしたのはお前らだろうが！！！
冗談やめろよ！！
噂のみ信じて何よこの返しは！？」
スラスラと言葉がでる。
今ならこいつら余裕かもしれない。
「ふざけんじゃねえよ！！冗談もいい加減にしろ！」
「あちゃー」
半間が面白そうに見ている。
「芭流覇羅に入る！私は宣言しただろう！？
そのまんまの意味なんだよ！」
そこで止めに入る一虎。
「ちょい待て。今度はお前だよ」
トーマンメンバーに背を向けていたが体ごとこちらに向ける一虎。

「俺の大事なものを傷つけんなよ？マイキー、場地？」

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