5 怪訝。 ページ5
「有り難う御座いましたー」
店員さんに言われ、店を出る。
むわっとした蒸し暑い空気を、体全体に受け不快感を感じる。
「いやー。二万いってたなー」
「菅田君があんなに食べるからだよ」
俺達二人は、お酒とつまみ程度しか頼んでない。(菅田君に強制的に食べさせられたりしたが。)
もう、自業自得である。
「……」
そして、酔ってしまった白雪君は、俺に担がれている。
「おーい。大丈夫か?雪?……おーい。……駄目だ。まぁ、アレだけ呑めばなぁ。玄師も居たから、緊張したんだろ」
「……どうする?俺の家に泊まる?」
「おっ、いいの?」
にしても、軽い。軽すぎる。
身長も相まってか、50kgにも満たないんじゃないか、と言う位軽かった。
相当怪訝な顔をしていたのか、突っ込まれる。
「あ。玄師、ごめん。流石に一日知り合ったばかりのやつを、おぶれって」
「いや。違う違う。ただめちゃくちゃ軽いなぁ、って思っただけだから」
「あー……。それは、こいつあんまりメシ食わないからだよ。メンドクサイとか言って。元々胃が小さいってのも、あるらしいけどさ。」
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めろにー - 文章の感じ?が凄い好きです!更新頑張ってください! (2020年3月8日 1時) (レス) id: 322030aa25 (このIDを非表示/違反報告)
黒井 屑(プロフ) - 梟さん» 訂正させて頂きました。ご指摘ありがとうございます。 (2019年11月11日 20時) (レス) id: 3248997e70 (このIDを非表示/違反報告)
梟 - 支度。の最後らへんの「世話しなく」が多分「忙しなく」だと思います。違うかったらごめんなさい (2019年11月11日 20時) (レス) id: 0632cd1f3c (このIDを非表示/違反報告)
梟 - 黒井 屑さん» 「え、右利きって伏線あったっけ……」と1話から見直してしまいました… 小説のこともありがとうございます! (2019年10月23日 18時) (レス) id: 0632cd1f3c (このIDを非表示/違反報告)
黒井 屑(プロフ) - 梟さん» 楽しみにして頂いて有り難う御座います。失明はドキッとしますよね。米津さんの、キャラ崩壊が凄まじい小説ですがこれからも宜しくお願いします。(貴方の小説楽しみにしています…) (2019年10月22日 22時) (レス) id: 3248997e70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒井屑 | 作成日時:2019年8月4日 13時