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(名前変更可能になりました)
「…………ってことがあって、……え、何この空気。ごめんなさい」
「いやいやいやいや!!!!ごめんじゃなくて!!いや、あかんでしょ!!こっっっっわ!!!!」
今日は菅田さんに『白雪の家にの近くの居酒屋に居るから久しぶりに飲もう』に呼ばれた。
酒が進むうちにだんだん体が暑くなり、どちらかが始めた怖い話。
私は1ヶ月前に起きたストーカーにコーヒーを投げつけるという奇怪な事件を淡々と話した。
そうしたら絶望的にドン引く菅田さん。
「え、え、なに?それから大丈夫???」
「うーーん、大丈夫かと言われればあんまりよろしくないですけど、1ヶ月音沙汰ないですからねぇ………」
「えっぐい話聞かされてびっくりしたわ……。
警察行ったん?」
「…………………行った方がいいんですかねぇ?」
なんて疑問を口にすると菅田さんが大きなため息をつく。
「ほんと。ほんとこういうところですよ。白雪……俺の家泊まる?」
「何言ってんのですか。奥さんに怒られますよ」
「多分大丈夫。あなたのファンだし」
「えッ、小松菜奈様が?!そんな恐れ多すぎる。………もっと丁寧に音楽作ろ……」
「作ってなかったんかい」
菅田さんは私のボケにケラケラ笑ってくれたので変な空気感にならずに済んだ。
「…………でも、本当に辛かったら誰かに頼った方がいいと思う…よ?づんしだって俺だっている訳だし」
菅田さんが打って変わって真剣な顔で言う。
私の事を友人としてちゃんと心配し諭してるんだろう。
「恐れ多いですって。そもそも、頼るまでいったら警察呼びますね」
「それは確かにそう。それも大事」
「私の勘違いだったら、私が見ず知らずの人にコーヒー股間にぶん投げた傷害だけですけど、本当にストーカーだったら…」
大切な人達にも被害が出る可能性がある。
この事態は1番避けなればいけないのだ。
「まぁ、1番いいのは私の勘違いなんですけどね」
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めろにー - 文章の感じ?が凄い好きです!更新頑張ってください! (2020年3月8日 1時) (レス) id: 322030aa25 (このIDを非表示/違反報告)
黒井 屑(プロフ) - 梟さん» 訂正させて頂きました。ご指摘ありがとうございます。 (2019年11月11日 20時) (レス) id: 3248997e70 (このIDを非表示/違反報告)
梟 - 支度。の最後らへんの「世話しなく」が多分「忙しなく」だと思います。違うかったらごめんなさい (2019年11月11日 20時) (レス) id: 0632cd1f3c (このIDを非表示/違反報告)
梟 - 黒井 屑さん» 「え、右利きって伏線あったっけ……」と1話から見直してしまいました… 小説のこともありがとうございます! (2019年10月23日 18時) (レス) id: 0632cd1f3c (このIDを非表示/違反報告)
黒井 屑(プロフ) - 梟さん» 楽しみにして頂いて有り難う御座います。失明はドキッとしますよね。米津さんの、キャラ崩壊が凄まじい小説ですがこれからも宜しくお願いします。(貴方の小説楽しみにしています…) (2019年10月22日 22時) (レス) id: 3248997e70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒井屑 | 作成日時:2019年8月4日 13時