群青の眼。

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外は家の中とは違い、風が涼しく心地よい。





お気に入りのスウェット(寝巻き)でちょうどいいぐらいだ。





「(そういえば部屋換気してなかったな)」



ムワッとしてると思ったんだ。家に帰ったら換気しなきゃ。





�A鵐咼砲�5分で着くほどの距離で、そう遠くない。






時間が時間なので自分のみ。(店員はバックヤード？)



カゴにコーヒー缶5本とチューハイ2本を入れ、セルフレジに通して足早に帰る。





「(いやー、人に会わなくていいなんて便利な世の中になったなぁ)」






店員との会話が苦手な自分にとって、セルフレジは神みたいな存在。







全店舗セルフレジでいい、なんてどうでもいいことを思いながら、なんとなく、本当になんとなく遠回りしながら帰路につく。





夜の街は好きだ。






いつも子供が大勢居る公園も、車通りが激しい交差点も昼の時が嘘みたいに静かになる。







いつも曲がる道を逆に進むと街灯がチラホラあるだけの一本道。

ホラー映画に出てきそうだ。







知ってる道だけど、どうも恐怖心というのが芽生えてくる。








しかし遠回りした分、ここを通らないと帰れない。









「…………………(いやめちゃくちゃ怖い)」









若干足早に歩いていく。










それがいけなかったのかもしれない。






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さっきまでは聞こえなかった自分以外の足音が、響いてきのだ。
これには驚きである。





自分のスニーカーじゃない、革靴のような足音が嫌に耳元で響き半泣きになりそうになる。







いや、でもただここの道を通ってるだけかもしれない。





それに私は男だ。こんなヤツ襲うなんて変質者はいないだろう。









もうちょっと早めに歩けば、撒けるかもしれない。
とりあえずさっきの1.5倍速ぐらいの早歩きで歩いていく










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「(いやダメじゃん)」








絶対ついてきてる。




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