アイクレ (ページ18)

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＠１６ページ18

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” E組対 F組の試合 ”

F組の内野を見れば

湧、内村くん、平塚くん、深田くんが

こちらに向かって手を振ってくる

深「っしゃー！」

平「 A応援頼むよ～～」

それに答え、大きく手を振った

光輝がこっちを見ていることに目もくれず。

試合が始まれば

湧と平塚くんは手加減なしにE組の女子を狙う

狙われた中のひとり、佐藤るり

『きゃっ、』

平塚くんが投げたボールは佐藤るりの足に当たった

彼女はわざとらしい高い声を出し外野へ向かう

普通に今の避けれたよね？

それか左目見えてないの本当なのかな

F組男子に負けず光輝もガチな目つきをしている

あからさまに深田くんと平塚くんを狙っている気がした

”がんばれ、”

なんだかんだ光輝を応援してしまう自分。

試合が終わるとあの女が私の元にきた

佐「……」

何も言わず私の目の前に立つ

「なに？」

佐「私に光輝くんください…」

なにそれ…

もうやることやってるのに、意味わかんない

「ねえ、どういう関係なの…」

佐「お友達です」

「お友達なのにキス以上のことするんだ…」

佐「でも付き合ってません」

そういう問題じゃない

神経がおかしい、

「光輝のどこが好きなの…」

佐「ぜんぶです、ぜんぶ好き」

「光輝は私の彼氏だよ」

佐「私のこと包んでくれるんです」

そんなこと誰も聞いてない

どうしていつも光輝といるの…

左「だめですか？」

「だめに決まってる」

佐「そうですか、」

「…あのさ、佐藤さん左目見えないって……本当？」

彼女は突然泣き出してしまった…

『ッ……』

「え、ごめん、変なこと聞いた…」

佐「見えないですけどおかしいですか？」

佐「左目は真っ暗闇です」

彼女は右目で私にそう訴えかけた

「原因って…聞いてもい？」

勇気を出してアイクレの真相を聞いてみる

佐「それは言えません、」

「そっか、」

彼女は絶対何かを知っている

私にはそう感じた

佐「本当に光輝くんのこと好きなんですか？」

「え？」

佐「だって…”深田”って書いてあるから」

私の着ていたジャージを指指してくる

「別にそういうんじゃないから」

佐「半端な気持ちなら光輝くん貰うんで」

私と光輝の何を知っているの

そこに、

黒「るりちゃん教室戻るよ」

佐「うん！」

意味わかんない

彼女の前でそんなこと言う？

そういって二人は私の前から姿を消した

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