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綺麗に入ったジャンプフローターサーブを体勢を崩しながらも黒尾が綺麗にあげる。
そのボールをリエーフが綺麗にスパイクを決めた。
灰「シャオラアアアアアア!!!」
虎「やめとけっ」
灰「いてっ」
海「ナイスレシーブ」
黒「夜久ならいちいち体勢崩さずにとるだろうけどな」
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貴方side
黒「視線!とばしすぎっ!」
という鋭い黒尾さんの声とともにボールが落ちる音がして、歓声が上がる。
ばっと振り向く夜久さんにつられて私もコートを見た。
黒尾さんがドシャットを決めたみたいで、会場は騒然としている。
夜久さんも嬉しそうに微笑む。
黒「あのへたくそを狙いたい気持ちはよーくわかるけどね」
灰「研磨さんの言う通りいけますね!」
研「まだでしょ。」
灰「?」
研「クロにはもっと働いてもらわないと」
黒「……」
いつもの雰囲気が戻ってきたことに密かに安堵して、私はまた夜久さんのテーピングに集中した。
夜久さんがガッツポーズをしたり、喜んだりすることでなんとなく試合の流れがこっちに来ているのを感じていた。
夜「A!」
『へっ』
夜久さんに呼ばれて思わず顔を上げると、黒尾さんがバックアタックを綺麗に決めるところで。
音駒は第1セットをもぎとった。
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「音駒の11番すげーよな。まだ1年だろ?末恐ろしい……」
「イチバン目立ってるしな」
「でも一応4番がエースだろ」
「?なんで?」
「“4番”はエースがつけることが多いんだよ。
……まぁチームによるから全然関係なくつけるチームも全然あるけどさ」
「でも確か音駒とか梟谷は昔から4番がエースだったはず」
「へー、じゃあ 音駒は完全に名ばかりじゃん」
「11番だけマークー」
「11番だけ注意ー」
研(戸美はいろいろと虎に的を絞ってきたかな)
戸美学園side
全ての始まりであるサーブレシーブ
そのサーブで狙われるプレッシャーとミスった時の罪悪感は並じゃない
どんなに11番がノってきたって、いざと言う時にボールが集まるのはウイングスパイカー
そのウイングスパイカーをつぶせば文字通り“翼”を1本折ったのも同じ
徹底的に4番を狙え!!!!
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空 - 突然ですがオチは誰ですか?突然本当に聞いてすみません。最初はスガさんかなと思っていたけど、黒尾さんが出てくるのであれ?オチはスガさんではなく、黒尾さんなのかな?と思う事があります教えてください❗ (3月25日 22時) (レス) @page5 id: 139b425bec (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - はじめまして!スガさん推しで読ませて頂いていたのですが、黒尾さんルートっぽくなってた所両方のルートを書いていただけると知り嬉しすぎてコメントさせて頂きました!私生活もあると思いますので、無理のない更新をお待ちしてます。ありがとうございました! (3月14日 23時) (レス) @page9 id: 6e78faddc2 (このIDを非表示/違反報告)
さよ(プロフ) - ういさん» わあああああ、申し訳ないです!すぐにだします!!! (2月23日 6時) (レス) id: 1645ee8365 (このIDを非表示/違反報告)
うい(プロフ) - 133話と134話が抜けちゃってます💦お気づきの際に公開して頂けましたら幸いです🍀 (2月23日 1時) (レス) id: 916379ed94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さよ | 作成日時:2023年3月8日 18時