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「音駒のリベロが着地の時観客の誰かの足踏んだんだ」
「ネット際で交錯して足踏んじゃうことはよくあるけど、そういう場合は大抵踏んだ方が足を痛めるんだよね……」
夜「すんません！！！」
「いや、俺はなんともないんで……」
夜久さんを支えながら、その光景をぼんやりと見ながら、必死に頭をはたらかせる。
なんで今……
夜久さんの怪我なんてこの1年見た事ないのに……
いや、今はそんなことどうでもいいでしょ、足？
捻った？
軽い捻挫だといいけど、この試合は多分もう無理で、
ひどかったらもし全国行けたとしても……
なんで夜久さんが……あんなに頑張ってたのに……
夜「A、大丈夫だ！」
力強く肩を掴まれてハッと我に返る。
それと同時に夜久さんが右足を踏み出して崩れそうになるのを虎さんと二人であわてて支える。
猫「芝山」
芝「！」
夜「大丈夫です！動ける！俺はジャンプしないんだし……」
『無茶言わないでくださいっ！』
がっと思わず夜久さんの肩をつかんだ。
夜「A……」
どうしよう、アイシングしてテーピングして、それから……
夜久さんを支える自分の手が震えてることに気づく。
私がビビるな、落ち着け
情けなくて唇を噛んだ時、私の両肩に暖かい温もりを感じた。
『黒尾さん……』
黒尾さんが私の両肩に手を置いて微笑んでくれていた。
夜「悪い！」
黒「やっくんにはいつも面倒かけてるんでね。
たまにはベンチから音駒の勝利を見るのもいいんでないの？」
海「心配するな、全国大会までのちょっとした休憩だ」
夜「俺は、擦り傷とかだ僕はいつもの事だけど、この1年それ以外は怪我も病気も一切やってないんだ……。
なんで今なんだ。
なんで……！！」
心底悔しそうな夜久さんに私も再び支える手に力が入る。
黒「A｣
そんな私を見かねてなのか本心なのか、黒尾さんがいつもの柔らかい声で私を呼んでくれる。
『はっ、はい！』
黒「夜久のこと、頼む」
その真剣な瞳に、顔に、声に、全てに応えなければと本能的に思った。
応えたいではなく、応えなければならない。
『はい！』
黒尾さんはすごい。
今の言葉で全身の震えはなくなり、今自分がしなければならないことが明確に整理出来た。
私がやるべきことは、ひとつ。
そしてそれは、何かを悔しがったり不安がったりすることでは、ない。
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空 - 突然ですがオチは誰ですか？突然本当に聞いてすみません。最初はスガさんかなと思っていたけど、黒尾さんが出てくるのであれ?オチはスガさんではなく、黒尾さんなのかな？と思う事があります教えてください❗ (3月25日 22時) (
レス) @page5 id: 139b425bec (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - はじめまして！スガさん推しで読ませて頂いていたのですが、黒尾さんルートっぽくなってた所両方のルートを書いていただけると知り嬉しすぎてコメントさせて頂きました！私生活もあると思いますので、無理のない更新をお待ちしてます。ありがとうございました！ (3月14日 23時) (レス) @page9 id: 6e78faddc2 (このIDを非表示/違反報告)
さよ(プロフ) - ういさん» わあああああ、申し訳ないです！すぐにだします！！！ (2月23日 6時) (レス) id: 1645ee8365 (このIDを非表示/違反報告)
うい(プロフ) - 133話と134話が抜けちゃってます💦お気づきの際に公開して頂けましたら幸いです🍀 (2月23日 1時) (レス) id: 916379ed94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さよ | 作成日時：2023年3月8日 18時
