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月島side



武「えー、十月の代表決定戦までの間、関東へ練習試合に来られるのは今日も含めて都合二回ほどです。

貴重なチャンス、有意義に使いましょう!」



「「「はい!!」」」


木「へーいツッキー!さっそくブロック飛んでくれー!へいへいへーい!!」


月「……」


小「木兎、他校の一年にひかれるの巻き」


月「……はい、お願いします。」


木「ええええええ!?」



赤「自分で頼んでおいて何びっくりしてるんですか」







兄ちゃんの練習に混ざらせてもらいながら、疑問に思ったことを鵜飼さんに聞いた事を静かに思い出した。



月「高さでもパワーでも自分より圧倒的に上の相手のスパイクを止める方法はあるんですか」


鵜「!!!」


月「?」


鵜「んんっ! あー、ブロックで一番重要なことって何だと思う」


月「…高さ、ですか?」


鵜「タイミングだ。

極端な話、最低限手のひらがネットから出ていれば、小学生だって田中のスパイクを止められる」


田「ええぇ」


鵜「タイミングさえドンピシャであればな。

もちろん手の出し方だとか、コースを読むだとかも大切だけどな。

ただ、俺は口では言えるけど、お手本になれるほどうまくねえ。


個人のセンスとかブロックの司令塔として優れているのは、やっぱり音駒の黒尾あたりかな」




タイミング……。

相手が打ちおろしてくる瞬間にブロックはてっぺんに差し掛かる。


黒尾さんはたしかに、その通りタイミングが綺麗にハマってる。実際に今灰羽が止められたのを見て思う。



黒「おいツッキー!いつまで見る専やってる」



月「すみません、お邪魔します」









武「速攻の成功率はまだ七割ほどでしょうか…」

鵜「こればっかりは反復練習しかねえな」


黒「リエーフ!!万歳ブロックすんなっつーの!真ん中抜かれてんじゃねえか!腕はギリボールが抜けない幅!!」


黒尾さんが灰羽にする指示も全部聞いて、考える。


それを練習で実践して、また考えて。


10月の代表決定戦まで、その繰り返し。

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- 突然ですがオチは誰ですか?突然本当に聞いてすみません。最初はスガさんかなと思っていたけど、黒尾さんが出てくるのであれ?オチはスガさんではなく、黒尾さんなのかな?と思う事があります教えてください❗ (3月25日 22時) (レス) @page5 id: 139b425bec (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - はじめまして!スガさん推しで読ませて頂いていたのですが、黒尾さんルートっぽくなってた所両方のルートを書いていただけると知り嬉しすぎてコメントさせて頂きました!私生活もあると思いますので、無理のない更新をお待ちしてます。ありがとうございました! (3月14日 23時) (レス) @page9 id: 6e78faddc2 (このIDを非表示/違反報告)
さよ(プロフ) - ういさん» わあああああ、申し訳ないです!すぐにだします!!! (2月23日 6時) (レス) id: 1645ee8365 (このIDを非表示/違反報告)
うい(プロフ) - 133話と134話が抜けちゃってます💦お気づきの際に公開して頂けましたら幸いです🍀 (2月23日 1時) (レス) id: 916379ed94 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さよ | 作成日時:2023年3月8日 18時

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