137 ページ20
・
黒「ほら、空いてる皿はそろそろ片付けるぞ。それはこっちの袋な」
テーブルの上の料理が少なくなってきて、黒尾さんの指示を中心に少しずつ片付けが始まる。
あー、終わっちゃうのか、なんか悲しいなぁ
そう思いながら私もテーブルをふこうとすると、ばっと夜久さんが駆け寄ってきた。
夜「あーっ！Aは片付けなんてしなくていーから！」
『えっ、でも……』
黒「実は、誕生日ケーキ予約してんのがもうすぐ着くはずだから、自分で受け取ってもらえるかい？」
『えっ、ケーキまでですか？！』
海「Aが何よりも好きなのは甘いものだし、誕生日ケーキは欠かせないよ」
そう言って海さんがにっこりほほえむ。
『ほんとに……なんてお礼を言ったらいいのか……ありがとうございます』
黒「俺たちがしたくてしてるだけだから。もうすぐ来るからドアがノックされたら受け取りに行ってね」
『はい！』
泣きそうになりながら頷いた時、ちょうどドアがノックされた。
灰「あ、来た！」
夜「よし、A行ってこい！」
『は、はい……？』
なんでリエーフくんそんな楽しみに？
てかなんでみんなそんな楽しそうなの……？？？
みんなそんなにケーキ食べたいのか、と少し不思議に思いつつドアを開けた。
「「「「「A！ハッピーバースデー！！！」」」」」
『ええぇぇぇ？！
……木兎さん？！赤葦さん、雪絵さんにかおりさんまで？！』
木「Aが誕生日だって聞いたから！誕生日にはケーキが必要でしょ！？」
『えええぇ....！！！』
黒「どうせならパーティは人が多いほうがいいでしょ、と思って俺が呼んだの」
夜「ケーキ取りに行く人が必要だしどうせならって提案したのは海だけどな。お前はホントに呼んだだけ」
黒「やっくん、なんか今日冷たくなーい？」
『そんな.....皆さん今日も部活ですよね？疲れてるのに......』
木「え？全然疲れてないぞ？なあ、あかーし！」
赤「木兎さんと一緒にされるのはちょっと嫌ですけど」
木「ぅえええええっ？！」
赤「でも本当にそんなことは気にしないで？
俺たちはAの誕生日を純粋に祝いたくてきただけだから」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 246人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
空 - 突然ですがオチは誰ですか？突然本当に聞いてすみません。最初はスガさんかなと思っていたけど、黒尾さんが出てくるのであれ?オチはスガさんではなく、黒尾さんなのかな？と思う事があります教えてください❗ (3月25日 22時) (
レス) @page5 id: 139b425bec (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - はじめまして！スガさん推しで読ませて頂いていたのですが、黒尾さんルートっぽくなってた所両方のルートを書いていただけると知り嬉しすぎてコメントさせて頂きました！私生活もあると思いますので、無理のない更新をお待ちしてます。ありがとうございました！ (3月14日 23時) (レス) @page9 id: 6e78faddc2 (このIDを非表示/違反報告)
さよ(プロフ) - ういさん» わあああああ、申し訳ないです！すぐにだします！！！ (2月23日 6時) (レス) id: 1645ee8365 (このIDを非表示/違反報告)
うい(プロフ) - 133話と134話が抜けちゃってます💦お気づきの際に公開して頂けましたら幸いです🍀 (2月23日 1時) (レス) id: 916379ed94 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さよ | 作成日時：2023年3月8日 18時
