音駒のマネは菅原さんの幼なじみ No.2

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部活後。


すぐにでも孝支くんに電話したかったけど


テスト終わったお祝いに何か食べて帰ろってなって


みんなでマックに来ています！







研｢え、…Aそんなに食べるの｣




『これでも足りないくらいです！』




私のトレーのうえにのっているのはスイーツばかりで見た目ほど量はそんなにない。



それよりも黒尾さんとか虎さんのほうが量はえぐい。



トレーいっぱいのハンバーガーとポテトたち。

あれ、何円したんだろ…。




海｢Aはほんとに根っからの甘党だよな〜｣




夜｢だからちっちゃいんだな〜？｣




リ｢夜久さんもそんなに変わらないじゃないですか〜｣



夜｢リエーフ!!!!そこになおれええええ!!!!｣




リ｢夜久さん、今Aに同じこと言いましたよ？！｣



た、たしかに…。



それでもこの流れはいつものお決まりで、こうなるとみんな夜久さんたちから目を背ける。





福｢…でんわにでんわ｣



『え？』



滅多に喋らない福永先輩が珍しく喋った！



ダジャレだけど。




その視線の先を辿ると私のスマホがなっていることに気がついた。




『あ、ありがとうございます』



ディスプレイに表示された“孝支くん”の文字。



『あ…』



でたいけど、この場では遠慮してた方がいいかな。




研｢A？でていいんだよ｣



『えっ、あ、ありがとうございます』



ぺこりと会釈してから通話ボタンをタップした。



その瞬間に聞こえてきたのはいつもの孝支くんの穏やかな声じゃなくて…





田｢A〜〜〜っっっ！！！｣



西｢助けてくれぇぇええええ｣



日｢むりです〜！！！！！｣




という悲痛な叫び声で。




スピーカーにもしていないのに黒尾さんたちの方まで聞こえたみたいで、


なんだなんだとみをのりだしてきた。




田｢俺たち赤点とったらそっちの合宿に行けなくなっちまうんだよ！｣



西｢俺たち赤点取らなかったことねーんだよ！｣



日｢小テストで1桁以上取ったことないの俺！｣



『…とりあえずこれ孝支くんの携帯ですよね？孝支くんに変わっ…』



菅｢こらお前ら！人の携帯勝手に取るなー！｣




『孝支くん！』




菅｢悪いな、A。テスト終わりなのに。｣



『ううん、全然。楽しそうだね〜！』



菅｢いや、あいつらはめっちゃ絶望してるけどな｣



『あ、私のとこにも絶望してる人いるよ』



ちらっとリエーフくんを見ると夜久さんにこてんぱんにされたあとだった。

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