棘くんと私の恋物語【呪術廻戦】

２９．制服事件 ページ29

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「へぇ〜にしても結構大胆なのにしたんだな」


真希がニヤニヤしながら聞く
肌を出ないといけないのは術式上しょうがないが
Aが戦闘の度に人前であんな格好になるのは
棘としては面白くない

真希の質問にAが困ったように笑った


「うん...五条先生がこれの方がいいって......」


「はぁ！！？っざけんなこのセクハラ教師！！」

「おかか！！！」

「教育委員会に訴えるぞ！！」


Aの落とした爆弾を聞いて怒りを顕にする3人
既に真希は薙刀を手に取り
棘は襟を開けている


「ちょっ、誤解だって、僕はただ呪力の放出量の調節を細かく出来......」
「問答無用！！！」

「しゃけ！！」

「酷くない！？？」

「まって、五条先生はそんなつもりじゃ......」

「A、悟のことなんて庇わなくていいんだぞ」


こうして大男とセコム達の鬼ごっこが始まった

棘はAをあんな格好にさせるような危険な状況には絶対合わせないと強く誓うのだった









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それからはみんな忙しい日が続いて
すれ違う日も多くなった

真希やパンダとは任務で一緒になったりもしたが、棘は推薦のこともあって顔を合わせる事はあってもなかなかゆっくり話すとかは出来なかった

棘が任務を頑張ってるのだからと
自分に鞭打ってAも修行を頑張った


術式の研究をしてわかったことが幾つかある


相手に込めた呪力を自分の舌と繋げる事で振動が伝わり、術が効きやすいこと

対人でもその方法と脳に呪力を込める事で使えること


それとは別に嬉しかったことがある


それは肌からの呪力を抑えられるようになったことだ

呪力を肌の至近距離で操作して自分の周りに覆うようにして留めるのだ
そうすればAの呪力が呪霊に届くこともないし、呪力が蓋代わりになって余計な呪力も出ていかない


術式の練習で培った呪力コントロールの成果だ






そんなこんなであっという間に3月になった

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