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街 ページ11
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乾燥した空気がピリピリして痛い。今日はレッスンも無く暇だったから街に出た。と言っても特にすることは無くふらふらしているだけだったけど。
正直天がいなくなったことは意外とすんなり受け入れられていた。彼には才能がある、だからきっとどこかに引き抜かれたんだなー程度。
それにスタジオだって、元に戻っただけ。
____天と出会う前の一人ぼっちのスタジオ
「こんなこと考えても天は帰ってこないのに」
自分で言って虚しくなってきたなーなんて思いながら歩いてると大きなビジョンに沢山の人が注目しているのが見えた。なんとなく見てみるとそこには男性アイドルと見られる3人が映っていた。
3人の真ん中 。
そこには天が居た。
「アイドル、ねぇ、」
辛辣な彼にアイドルなんて出来る？なんて笑いながら言ってビジョンを後にする。
____ついこの間まで近かったはずなのに
一気に遠い存在になってしまったな_____
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作者名：枝垂 いちご | 作成日時：2018年12月17日 22時
