39.はたから見れば禁断の恋 ページ39
屯所を出てから20分
目的地はまださきなのに車が急に止まった
「なにやってんの?まだだよ」
「ちと降りろ」
「え、めんどいやだ」
「いいから降りやがれ」
怒らせるとめんどくさいやつだし
とりあえず降りた_____けど、
「え、どうしたの急に」
「てめぇはもっと乙女らしい反応できねぇのか」
ぽすっと気がつけば総悟の腕の中
なんだろ本当に急だ。
でも、そのたくましい腕が心地よくて
今はとりあえず黙って抱かれてやった
「無理だけはすんじゃねぇ。なんかあったらすぐに呼べィ」
「正義のヒーローかなんかですかね総悟くん」
「ま、んなとこでィ」
「嘘つきやがれドSヒーローめ」
「光栄でさァ」
総悟がどんな顔してるとか
周りの人がどんな目で見てるとか
全然わからないけど
いまはただただ総悟がいてよかった。
そう思う。
「そろそろ行こう、時間がないから」
敷地の下見も兼ねて
一時間前には料亭にいなければ
「ほら、さっさと乗れ」
あんたが下したんだろーが
ムッとしたまま乗り込むと車が静かに発進した。
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愛総(プロフ) - 琉貴さん» 大分古いですが笑っていただけたのなら何よりです!本当にコメントありがとうございます!これからもよろしくお願いします (2015年7月27日 22時) (レス) id: ccfe5e1148 (このIDを非表示/違反報告)
琉貴(プロフ) - ドラゲナイで吹きましたw (2015年7月27日 19時) (レス) id: 12055e6034 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛総 | 作成日時:2015年2月18日 22時