【ギャグ】僕らはきっと普通にはなれない。 (ページ1)

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1.　僕らはきっと普通にはなれないページ1

「父さん……母さん……、ごめん。」

ゴクリと、誰かが唾を飲む音が聞こえた気がした。

「父さんたちが本当の親じゃないって、知ってたんだ……。」

「真紘…お前…！」
「ヒロちゃん、そんな…」

「遅くね」

否定しないということ、それが何より肯定の意味だった。

「だって、だって……！アンタら分かり易すぎんだよ！血液型とか俺AB型なのに二人ともB型だし！よく二人で話し合ってるの聞こえてるからな！！隠す努力をしてくれ！流石に気付かざるを得ない！」

これだけ言えば、流石に納得するだろう。
そう思い二人の方を見る。

「ごめんね…ヒロちゃん…！私達のせいで…！」

「すまん！…！！」

「……え」

思った以上にシリアスだった。
え、え？

「俺だって、気づいたのは最近だよ！でも……やっぱ流石に気付くよ！！」

「え、最近なんだ」

さっきから冷静に突っ込んでるのは弟の真白だ。
最近冷たい。

「と、とにかく…これからは隠さなくていいから！」

「いや、最初から隠してないじゃん」

うるせぇ。

＊＊＊＊＊

設定

〈日室家〉

真紘
高校二年生。男。AB型。
平凡な男子校の生徒。彼女いない歴＝年齢。
洒落メガネ。黒髪。部活は写真部。

真白
中学三年。男。O型。夕日と同じ学校。
頭が良い。体力が無い。今まで付き合った人数は三人。
無気力ツッコミポジ。茶髪。(遺伝) 部活は帰宅部。

和真
父。40代。男。B型。
威厳があるが、親バカ。
色々ズレてる。茶髪。

真紀子
母。父と同い年。女。B型。
天然親バカ。
仕事がかなりベテラン。茶髪。

〈土谷家〉

恵巳
高校二年。女。AB型。
Cカップ。真紘と同じクラス。男子が少し苦手。
美女、モテる。頭が良い。黒髪清楚。部活は茶道部。

夕日
中学三年。女。B型。真白と同じ学校。
Aカップ。運動が得意。残念美女。
S気味。黒髪ボブ。部活はテニス部。

鈴奈
母。40代。A型。
シングルマザー。しっかり者。
真紀子と同じ職場。(後輩) 黒髪。元柔道部。

キャラの名前だけ覚えていただければ…！
まずは日室家の方から。