出逢いのチカラ [Takahiro×Misako] (ページ6)

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EP5 ページ6

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隆「ごめーん!

遅くなっちゃった。」

秀「西島おせーよ!
そろそろ帰ろうかってのに。なぁ?」

光「しかも今日は千晃のお友達も来てるってのに。」

直「そろそろこんな時間だし帰りながらでも話そう。

みんな途中までは一緒なんだし!

今日は俺の奢り!」

なんていう直也くんの気前の良さで今日はおしまい。

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みんなではしゃぎながら今日の話をしている。

俺は参加してないからわかんないけど

楽しかったらしい。

くそっ。

先生に雑用なんてさせられなければこうならなくて済んだのに。

と思う俺の後ろに千晃のお友達がいる事に気づいた。

どうしたんだろ、俯いて。

隆「疲れちゃった?」

そっと顔を覗き込むと

実「あ、いや。笑

みんな楽しそうだなと思って。」

隆「確かにあいつら常にテンション高いし。

いつもあんな感じでふざけてて。笑」

実「みんなと話さなくていいんですか?」

隆「いやあいつら今日の話してるから全然付いていけなくて。笑

あ、あと。同い年なんだから敬語なんて使わなくていいよ。

なんか距離が遠い感じするしこれから仲良くする仲だから気軽に話したいし。」

すると少し笑顔になった。

ヤバイ。これはもしかしたら。

久々にどストレートかも…。

隆「あ、そういえばさ。

名前聞いてなかったよね?

なんて言うの?」

実「宇野実彩子っていうの。

確か西島くんだっけ…?」

隆「西島隆弘だけどみんなには西島とかにっしーとか言われてるから

好きなように呼んでくれたらいいよ。」

実「うん。」

みんなより少しだけ後ろを歩きながら

2人だけの世界に入った気になる俺。

急に無口なるとバカみたいに胸がドキドキして鼓動が聞こえてしまいそうになる。

次の話題…次は…

なんて考えてるうちに駅に着いてしまった。

ここでお別れか…。

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