出逢いのチカラ [Takahiro×Misako] (ページ3)

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EP2 ページ3

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祝入学

その垂れ幕を見ながら

ついに高校生か…。

青春を謳歌してやる!

そんな言葉が頭の中を駆け巡る。

母「何立ち尽くしてんの?

部屋行って着替えてきなさい。
今日はパーティーだからね!」

生返事をして部屋へ行く。

実「ちょっ何で真司郎がいんの?!」

真「おかえりみちゃこ。笑

明日から一緒に学校行けんな…。
真ちゃんさびし。」

真司郎は私が幼稚園の頃に引っ越してきた。

生まれは京都だからなかなか関西弁が抜けないこともあり今でも関西弁。

私はお兄ちゃんお姉ちゃんと歳が離れてることもあり遊び相手が欲しかった。

だから歳のそう離れていない真司郎は弟のような存在。

実「明日から 1人で頑張んなよ。

それが分かったら早く帰りなさい!」

真「冷たいなー。
しかも俺みちゃこのお祝いしに来たんやもん。
ちゃんとおばさんにも言うとるしパーティー参加するて!」

だからお母さんあんなに張り切ってたんだ。

真「あでね高校のパンフレット見てて思ったんやけど
みちゃこの高校って部活多いんやな?

何か入るん?」

実「明日見学に行こうかと思ってるんだけどさ。

何か面白そうなのあった?」

真「よー分からんわ。

字読むの飽きてすぐ止めてもうたし。」

実「なんだよそれ。笑
まぁとにかく明日学校頑張るんだよー?」

真「まだ言うとるし。

俺偉いから1人で行けるわ!
これっぽっちも寂しくないですー!」

実「憎たらしいヤツめ…。」

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