出逢いのチカラ [Takahiro×Misako] (ページ14)

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EP13→★ ページ14

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真「ねぇおばちゃん。

この頃実彩子何でこんなに遅いん?」

『ダンス部入ったから遅いのよ。

ごめんね、真ちゃん。あと少しで帰ってくるはずだから。』

結局実彩子部活入ったんや。

まさか男出来てないやろな。

実彩子は俺だけのもんやと思っとったんに。

学校違うから心配でたまらんわ。

実「ただいまー。」

真「実彩子ー!!

おかえり!」

実「ちょっ真司郎!

くっつかないでよ。疲れてんだから。」

真「冷たいな…。」

実彩子は自分の部屋でも何か静かで

どこかいつもと違うように見える。

真「なぁー実彩子。

何かあったん?」

実「…あぁ。ごめん。

考え事してた。笑」

なんかおかしい。

俺は寝転がっていたベットに実彩子を呼んだ。

実「急にどうしたの、真司郎。

何か怖い…。」

実彩子の腕を掴んで逃げられないようにした。

真「実彩子、正直な事言って。

好きな人でもおんねやろ?」

実「もう、手放してよ!

痛いよ!」

真「お願いやから…。

実彩子は俺だけの実彩子でおってや…。

…あっごめん!」

俺は完全に我を失ってしもた。

ずっと実彩子の事が好きやった気持ちがつい暴走してしもて。

実「ねぇ…真司郎?

私、好きな人いるよ。

だから真司郎の気持ちには答えられない。ごめん。」

真「やっぱおったんやな。笑

いや、俺さ。実彩子可愛くなったなって思っててん。

だから…。」

実「もう遅いし帰りなよ。

明日も学校あるしね?

バイバイ。」

実彩子は泣きそうな顔をしてそう言った。

何で実彩子が悲しむん?

全部俺が悪いのに。

この気持ちのせいなのに。

真「うん。

実彩子頑張ってな。好きな気持ち諦めたらあかんからな。笑」

少し微笑んで頷いた。

本当にごめんな、実彩子。

俺もこの気持ち諦められへんわ。

これからも好きでおっていいんかな?

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