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ジヨンと仲良くなったあの日から、私達は学校で一緒に行動するようになった。
それからもう一つ、ジヨンがいる上級者のダンスクラスに時間を変えることにした。
理由は…
ジヨンと大きなダンスの大会に出るため。
仲良くなってから、私達はよくレッスン前の時間一緒に踊るようになった。
そんな時、
JI「私、Aとダンスで結果残したい」
と誘われたのだった。
だから、ジヨンと同じレベルになれるよう上のクラスに入った。
最初はすごい不安だったけど、クラスを変えてみると更にダンスの楽しさが増して、むしろ変えて良かったみたい。
それをジヨンに言うと「やっぱり才能があるんだわ、このクラスが楽しいなんて」と軽く引き気味に言われたっけ。
私は気づいたら「好きだったあの人」のことなんて忘れていた。
目まぐるしく変わっていく環境の楽しさ
新しくできた友達
そして今までとは違う自分
私は完全に未練を断ち切った
なんて、思っていたんだ
本当に。
そして、大会の直前
高二になった私の前に
思い出せと言わんばかりに
「過去」が現れたんだ。
苦しかった。
でも、少しの嬉しさが確かにあった。
本能ではまだジェボムオッパが好き
その事実をひしひしと感じた。
好きだからこそ、私は彼といると辛くなる。
私は所詮「妹」
あなたとは釣り合わないもんね
だから、あなたの近くに行きたくないって思ってしまう。
でも、もし
あなたに振られた中3の私のように
もう一度変わることができるなら
あえてあなたの近くで
あなたを振り返らせることができるくらい
変わってみせるのも一つの手なのだろうか
あなたに釣り合う強い女になれる
手なのだろうか
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作者名:美音 | 作成日時:2016年1月18日 19時