お出掛け日和！【ハイキュー！！】 (ページ3)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:271 hit

遊園地　第3話ページ3

「……ねぇ……何時から
始まるの？…………

ケーキバイキング。」

気分が悪くなる程の人混みの中、
国見に質問を投げ掛けた。

「………え"ー…っ……と

確か、3時からと思う………」

「今の時間は……？」

「……10時デス……」

「何でこんなに早く来たの！！！」

「良いじゃん！！
せっかく来たんだから色々乗ろうと思ったんだよ！！」

国見は乗りたいと言わんばかりに
ぐいぐいと僕を引っ張って歩く。

「ちょっ！」

ドサッ！

あー。僕は今注意しようとしたのに。

ガラの悪い人に国見がぶつかってしまった。

「おい。待てコラァ！！」

国見はいかにも面倒臭そうな顔をして逃げようとした時、

男が胸ぐらを掴む。

「お？人にぶつかって謝らずに逃げるとは、
いい度胸だなぁ。」

その男は国見を睨んで喧嘩腰で話しかける。

「謝ればいんですか。
スミマセンでした～。」

国見のその挑発的な言葉は男を更に怒らせた。

「あぁ？？！！！」

キレた男が国見を殴ろうとした。

その時だった。

国見の顔面に飛んで来る筈の拳は
後ろからガッチリ掴まれていた。

「…ウチの後輩に手上げるの、
止めてくれませんか？」

聞き覚えのある、低い、低い、
いつもなら、優しい筈の声。

でも、今は怒りを帯びた声だった。