何処にも属せない私【葬儀屋】 (ページ17)

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15 何が寂しくて… ページ17

貴方「シエルー!!」
シ「!!姉様…うわっ!?!?」
貴方「可愛いっやっぱりっ」ギュー
シ「ね、姉様っ////」

べりっ

二人の間に割はいるアンダーテイカー

「「わっ!!」」Σ(ﾟﾟ)
貴方「アンダーテイカー何するのよ!」
ア「小生に抱きついておくれ?」
貴方「はぁ?」

ばっと腕を広げて待つアンダーテイカー

シ「セバスチャン」
セ「はい?…っ!?!?」
ア「うぉほ!?」
貴方「!?!?」

シエルはセバスチャンを思い切り蹴り飛ばしてアンダーテイカーの方へやった勿論アンダーテイカーはAの為に広げていた腕にセバスチャンがいるわけで…

ア「小生は何が寂しくて執事くんに抱きつかないといけないんだろうねぇ」
セ「私が聞きたいところです。離して下さい」
貴方「……シエルっ」ぎゅー

見てはいけないものを見てしまったような気分になったAはシエルに抱きつく

…なんか辛い…辛いよ、アンダーテイカー…

ア「よいしょっ」
貴方「にゃい!?」
ア「ヒッヒッヒッ!!Aは猫かい?そんな声出して」

セバスチャンをさっさと離してAを腕に閉じ込めるアンダーテイカー

セ「坊っちゃん…」
シ「アンダーテイカーの腕の中は良かったか?」

シエルは馬鹿にした笑みを浮かべ、セバスチャンは当たり前に額に血管が浮かんでいる

セ「えぇとてもイラだ出せるにはうってつけでしたよ」
シ「それは良かったな」

なんとも言えぬ従弟関係を目のあたりにしてAは苦笑いをする

セ「では始めましょうか。まずは自己紹介でもしますか」
シ「そうした方がいいだろうな」
?「A…?」
貴方「ん?…!」

目を疑ったなぜ貴方がここにいるの?と

貴方「おば様…」
アン「Aっ!!!」

痛いくらいに強く抱きしめる

貴方「い、痛いよおば様…」
アン「あ、ごめんなさいね。でもあなた生きてたのね?良かったわ…シエルとあなた…それだけでもよかった」

目尻に涙を浮かべているおば様ことアンジェリーナ・ダレス通称マダム・レッドと呼ばれている人だ

貴方「…」
ア「ヒッヒッヒッ」
アン「はぁ、今日はいろいろ心臓に悪いわ」

セバスチャンはコホン、とひとつ咳払いをする

アン「あ、そうね。Aは知らないと思うから紹介するわ。私の執事のグレルよ」
貴方「グレル…?」

あれ?どこかで聞いたことあるような…