何処にも属せない私【葬儀屋】 (ページ16)

今日:24 hit、昨日:22 hit、合計:185,984 hit

14 お茶会＼(^o^)／ページ16

Aは窓際に移動し、暗闇の中で光る月を見上げる

貴方「…ねぇ母様…Aはどうすればよかったの?あの時嫌でも母様といて一緒に死んで父様の元に逝けば…」

こんな辛い思いせずにすんだの?

Aの頬には美しい雫が流れるそしてその口から綺麗な歌声が奏でられる

貴方「帰り道ふざけて歩いた訳もなく君を怒らせたいろんな君の顔を見たかったんだ」

(変わらないもの引用)

その歌声は美しい反面、とても悲しげなものだった

歌い終わると…

貴方「はぁ…私は一体何なのかな…」

人間でも…死神でも悪魔でもないもの

貴方「シエルはきっと本当の私を知ったら怯えるのかな?」

そんなことを思いつつベットに移して、眠るのだった

一方彼は隣の部屋で全て聞いていた

ア「…死神と悪魔の間に生まれた一人の乙女…か。きっと君はこの世で最も力を持ってるだろうねぇ。この小生さえも恐怖を感じるほどに…」

そんなことを知る由もない彼女は隣の部屋で眠る

ア「君が生まれてきたのは幸か不幸か…」

"面白くなりそうだ"

怪しい笑みを浮かべるのだった

それから数日後、アンダーテイカーとAはシエルに屋敷でやるお茶会に呼ばれたそれに向かうため今は馬車に揺られる

貴方「お茶会かぁ、本当いつぶりかな」
ア「たのしみだねぇ♪」

キキッ

ア「おや、着いたみたいだねぇ…お?」

ドアに手をかける前にドアが開き目が点になる開けたのは…

セ「ようこそおいで下さいました」

満辺の笑顔のセバスチャンだった

ア「執事くんじゃないかー」
セ「お客様にドアを開けさせるなどいけませんからね」

相変わらず笑顔だ…勿論アンダーテイカーも怪しい笑みを浮かべる

貴方「こんにちは、セバスチャン」
セ「お嬢様!この間ぶりです」
貴方「えぇ。シエルは?」

セバスチャンに手を取られて馬車を降りる

セ「坊っちゃんなら先に広場におりますよ」
貴方「そう。アンダーテイカー!早く行こっ」

アンダーテイカーの手を引いて急かす

ア「おっととと…そんなに急がなくても伯爵は逃げないよぉ～」
貴方「いいからっ早く来いっ!!」
ア「へ!?」

Aからあらい言葉が出て心底驚くアンダーテイカー