何処にも属せない私【葬儀屋】 (ページ11)

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9 出てきたのは… ページ11

ア「彼はまだこっちに帰ってきたばかりでいろいろ混乱してると小生思うねぇ」

"噂によれば随分酷いみたいだし～"と付け足す

今すぐにも近くに行って愛しい弟をだきしめたいという思いが溢れるしかし彼の言っていることも正しい

貴方「っ…いつなら…あえるかな?」
ア「まぁ、一週間はたってからだろうね」
貴方「一週間…。わかった、我慢する」

Aの頭をアンダーテイカーは優しく撫でるするとAはギューっと抱きつくのだった

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それから約一週間がたった今日はやっとシエルに会えるかもしれない日

貴方「行こっ!アンダーテイカー!!」
ア「今行くよ～」

二人は馬車に乗り込む互いに難しそうな顔つきをしている

シエル…早く会いたいよ。またあの可愛い顔で"姉様"って読んでほしい…でもシエルは私を憎んでないの?私だけ助かって、あの子の状態を知らないけどきっと怪我とか酷かったはず…ごめんね

はぁ、小生は一体何を心配してるんだい?あの子がシエルという弟に取られるとでも?…とられたっていいじゃないか、そうすればAはたった一人の家族と暮らせる。小生といるよりずっといいじゃないか、女の子らしく暮らせるしねぇ

「「はぁ………」」

深いため息をつく二人

馬車の中にはなにやら重苦しい空気が漂うすると馬車が泊まったどうやら着いたようだだがその場所は…

貴方「私の家…?でもなんで?焼かれて無くなったんじゃ」
ア「あまりそういうことを深く考えないほうがいいんじゃないかい?」

"頭もこんがらがるしねぇ"とわらいながら言う

貴方「う、ん…」

すっきりしない返事を返す

…悪魔の臭いがするねぇ…ぷんぷんと。何でここから悪魔の臭いが?…まさか…そんなことはないよねぇ?

いろんなことを考えながら玄関へ向かう

ピンポーン

貴方「…」
ア「小生がでよう」
貴方「うん」

アンダーテイカーが前に出て、Aが後ろへ行く

がちゃ…

?「はい?」