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慎)……あー、お騒がせしました。
なんでもないし、全部勢いなので…
樹)え?何言ってんの?
慎)ややこしくなるから樹は黙ってて。
樹)宣言すればいいじゃん、「付き合ってます」って。
法本さんモテるから狙われるよ?
慎)余計なお世話。
もう学校来たくない…
そう思いながら椅子に腰掛けて机に突っ伏した。
A)…折角嬉しかったのに取り消しちゃうの?
慎)……だって、堂々と付き合ってます宣言なんて恥ずかしいじゃん、
A)………そっか、
…別に辛そうな顔させたかったわけじゃない。
俺が恥ずかしいから、きっとAも恥ずかしいんだと思って、
慎)…A
A)ん?
慎)…ちゃんと好きだから、安心して。
絶対誰にも奪わせないし、俺はずっとAのこと想ってるから。
A)………恥ずかしい、
…でもありがとう、私も長谷川くんのこと大好き
慎)…照れるなこれ、
A)そうだね、笑
そう、俺らにはこれくらいの幸があれば充分…
樹)俺が居たの忘れてたでしょ。
慎)ぅわっ、聞いてたのかよ、っ
樹)人聞き悪いな、聞かせられるこっちの身にもなってよ
慎)雰囲気読んでどっか行けばよかったじゃん
樹)だって気になるじゃん!
慎)それはそっちの都合だろ!俺らの所為にすんな!
…全部樹に台無しにされてる気がするんだけど?
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作者名:れい | 作成日時:2020年5月20日 21時