time 20 ページ21
それからなんとなく気まずい雰囲気になってしまった。
君は普通に話しかけてきてくれるのに、俺からはいつも踏み出せないでいる。
そんな日が何日が続いた頃の帰り道。
今日は君の誕生日。
君と気まずくなる前は、朝いちに祝ってやろうとか計画してたのに。
折角買ったプレゼントもスクバの中に眠ったまんま。
「おめでとう」って言葉も言い出せぬまま。
日は沈もうとしている。
…こんなんでいいのか、俺。
よくないだろ。
後々後悔するのはもう嫌なんだろ。
慎)A
A)え?
…どーしたの、長谷川くん
…今日も好きだな。
慎)…遅くなってごめんね
誕生日おめでとう。
A)…え、……
…どうしてこんなにも愛おしさが増すのだろう。
A)あ、りがとう…
慎)…どしたの
A)わ、わすれられてたかなぁなんて、っ
ほら、もう一日終わっちゃうしなんか最近気まずいし、!
慎)…ごめん
俺が意気地無しだから
君にそんな顔させてしまう。
慎)………ねえ、泣かないでよ
A)えっ、あっ…ごめ、
なんか勝手に……ゎ、!!
少しでも君に伝わるといいな
俺の気持ちが。
この想いが。
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作者名:れい | 作成日時:2020年5月20日 21時