ある夢小説 （妙シリアス） ページ12
起床するのはいつも5時。
いつも1時間くらい勉強する。
『もう6時か、、、朝食作っとこ』
時計を見るともう6時になりかけている。
料理をする時はフードが邪魔なのでとっている。
『とりあえず、朝は和食にするかァ、』
『イダァッ…くそ、傷口にしみた、』
『えーっと、、あ、味噌なくなりそう。後で買っとこ。』
『味噌といえばww』
前世で見ていたネタを思い出した。エミさん今世におるんかなぁ。まぁ推しが居たくらいやし、まぁ可能性としては？マァ俺は箱推しなんで。
『wwwwwwww』
_キィィ
あ、フードかぶんなきゃ、
rb「おはようございます」
『(おぉ、礼儀が良い、、)』
『おはよ〜ごめんな、朝食作るの遅れてしもた、』
朝と言いながらも6時である。
包丁で野菜を切りながらテレビを眺める。その内容はとある吹奏楽部を応援しようてきなやつである。
俺も、吹奏楽部でパーカッションだったなぁ、
先輩、部活引退しちゃったなぁ。もう12年前の話だけど。
俺には高山先輩という先輩がいた。
とても優しい先輩で俺と幼馴染のことをよく可愛がってくれた。
引退の日に言っていた言葉が今も忘れられない。
〈Aは一番の後輩だよ、！〉
今でもですか。死んでしまった今でも、俺はあなたの一番ですか？置いて行ってしまった俺でも。
あなたは俺のことをがんばったと褒めてくれるでしょうか？
ut「A兄ちゃんもう起きとったんか！なんや、チビも起きとるんか」
『おはよ』
rb「誰がチビじゃい！あとなに残念そうにしとるんや！」
『…っふw まぁ今は、その分も生きないとな。』
夢小説。それは転生ものがある。その主人公は簡単に死を受け入れる。
そんなことができるか、と言われたら、俺は無理と言うだろう。大切な人といきなり会えなくなってしまうから。お母さん、先輩、幼馴染の友人、叔母さん、叔父さんとか。
もしこれが夢小説だとしたら
俺は主人公にピッタリじゃない
だけど、先輩の言葉、《Aはなんでもできるよ！がんばってね！》という言葉と
前の母の《Aには幸せになって欲しい》という小さな優しさ
あと、
俺の今生きれる理由でもあるということだ。
転生ものの小説は
と思うだけだ。
俺は、主人公でもなくて、
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