【オリジナル】こんな小説あったらいいな【短編集】

【恐怖症】2 ページ13

昔から人見知りが人一倍激しかった。

それが治らず、小学校入学。

もちろん友達なんて出来っこなかった。

ペアを作るにも、一人。

凄く寂しかった。

高学年で悪化し、人と話すのが辛くなった。

そのまま中学校へ。

受験をし、小学校の時の子とは誰とも一緒ではなくなった。

せめて、友達を一人でも作ろうと、笑顔でいた。

でも、陰口が酷かった。皆、悪口しか話さない。

とても怖かった。私の悪口も言っているのではないか。皆私のことが嫌いなのではないか。

近くに人が居ることが怖くなった。

自分から避けて、何事も無かったように、離れていく。そんな仲だったのだと気づいた。

つくづく、私は弱いな。泣いてしまいそうだ。

自己嫌悪をする毎日。そんな自分にも、嫌気がさした。

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