ゾム兄は俺のセコム【zm】 (ページ9)

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9話ページ9

「よく来たなグルッペン・フューラー殿」

「招待して頂き、誠に有難うございます。シャンク・ナエドロ国王陛下」

「そうかしこまらなくて良いぞ
折角のパーティーだ。存分に楽しむが良い」

深々頭を下げる俺達に気遣ってくれる優しさに良い人だなと感じる

「……そのお隣の女性は？」

あ、俺のことか

「私のパートナーです」

「Aゃ……です」

「とても美しい女性ですな
Aさんも是非このパーティーを楽しんで下さい」

「はい」

ペコリと一礼して国王陛下から離れる

あっぶね思わずAやって言いそうになったわ

「さてこの後は自由にして良いがあまり俺から離れるなよ」

「グルッペンを殺す奴がおるから守れってことね」

「……それもあるが他の女が集まってくるからそれを防止して欲しい」

「俺は虫除けスプレーかよ」

慣れないヒールでグルッペンの足を踏む

痛い痛いと嘆くグルッペンに近くの人がヒソヒソし始めたのでこれ以上騒ぎにならない為に踏むのを止める

「そうやって俺にやるのはAだけだゾ」

「あ、そうなん？トントンもってきりこんなことやるかと」

「トン氏は追いかけたり首根っこを掴まれるくらいだからな」

それから書類仕事やりたくないなどトントンがあれダメこれダメと言うのが嫌だなど文句を聞かされた

「なぁあの我々国の総統、グルッペンの隣にいる女可愛くね？話しかけてみるか？」

「いや無理だろあのグルッペンがおるのにわざわざ殺されに行く馬鹿がおるかよ」

「だったら女が1人になるのを待って話掛ければ良いじゃん」

「賛成だな！んじゃ早速1人になるのを待つか」

「止めといた方がええで、あの女もこう見えて強いんやから」

「そ、そうなのか！？何で知って……お前だれだよ！？」

「チーッスどうも我々国の護衛として来ました！！」

「護衛なんていたのかよっ」

2人の男は舌打ちをしながらこの場から離れる

「あー……Aを狙っている男共が沢山おるな
もう俺限界なんやけど」